表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/58

どんちゃんと猫の国の魔法の花火

ある夜、どんちゃんは魔法の猫の国で友達のペッチとライト、そしてメルちゃんと一緒にお散歩をしていました。夜空にはたくさんの星が輝いていて、とてもきれいです。どんちゃんは星を見上げながら、「こんなにきれいな夜空を見たのは初めてだなぁ」とつぶやきました。


その時、メルちゃんが「今日は特別な夜なの。猫の国で一番美しい魔法の花火が見られる日なのよ」と教えてくれました。どんちゃんは「魔法の花火?」と驚きました。ライトも「そうだよ!普通の花火とはちょっと違うんだ。待っていればすぐにわかるよ!」とウキウキしています。


しばらくすると、空に色とりどりの花火が大きく開きました。でも、これはただの花火ではありませんでした。花火が開いた瞬間、空に猫の形や魚の形、星の形などいろいろな形が浮かび上がり、その形がキラキラした音を鳴らしながら、ふわふわと空を舞い踊っているのです。


どんちゃんは目を丸くして、「すごい!こんな花火見たことない!」と歓声を上げました。ペッチも「この花火は猫の国だけで見られる特別な花火なんだ。見る人の心を楽しくさせる魔法がかかっているんだよ」と説明しました。


花火が次々と空に舞い上がり、どんちゃんたちはその美しさに夢中になりました。大きな猫の形の花火がどんちゃんの頭の上を通り過ぎると、どんちゃんは手を伸ばして触れようとしましたが、花火はすぐに消えてしまいます。それでも、その瞬間どんちゃんは胸の中に暖かい気持ちが広がるのを感じました。


最後の花火が打ち上げられると、それは大きな金色のハートの形になりました。そのハートがパチパチと輝きながら、まるでみんなに「おやすみなさい」と言っているかのようでした。どんちゃんはそのハートを見つめながら、「猫の国って本当に素敵な場所だね。また来たいな」としみじみ言いました。


その夜、どんちゃんは猫の国の魔法の花火を思い出しながら眠りにつきました。心に刻まれたその美しい光景は、どんちゃんの夢の中でもキラキラと輝き続けました。

おしまい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ