私、腐女子!太くて立派なモノが欲しいの
腐女子、献血が大好きである。
きっかけは高校の時に部活の先輩から「卒業までに五回献血すると表彰されるらしい」と言う噂を聞いたからである。何という不純。
大きい病気も怪我もせずに高校生になった腐女子、なんと血液型を知らなかった。今は生後直ぐに血液型は調べないらしく、腐女子の子供たちも血液型は知らない。だが、腐女子が子供の頃は皆血液型を知っていて当然という風潮だった。一回母親に血液型調べたいと言ったのだが、血液検査のついでに調べてもらおうとなり、そのまま健やかに育った。健康大事。周りからは「アンタ多分◯型だよ」と言われていたので腐女子はその血液型のつもりで成長してきた。
そして高校生になり、無事に献血出来る歳になったある日学校近くの保健センターに献血バスが来ることになった。腐女子はウキウキして献血に向かった。そこで告げられた血液型は□型だった。なん…だと…?
腐女子のアイデンティティの崩壊である。全然予想と違う。今まで見てきた血液型占いが全滅だ。
とりあえず混乱しながらも無事に初めての献血をしたのである。
そんなこんなで献血し続け高校在学中に五回献血を果たし、卒業時に表彰された。噂は本当だった。
そして腐女子は献血するたびにとても感謝され、飲み物も貰え、お菓子も食べれるという至れり尽くせりに味を占めて今に至る。
また、腐女子の両親が事故や病気で輸血のお世話になったのも大きい。特に父親は輸血が無かったら死んでいたそうなので本当に感謝している。
腐女子の血で誰かが助かるのなら嬉しい。腐ってるけど。献血がしたいが為に食生活にも気を遣うので割と良いことだと思う。
しかし腐女子、血管が細くて見えにくいためなかなか献血が出来ないのである。何回かに一回は断られる。いと悲し。
そのため腐女子、太くて立派な血管を所望している。筋トレをすれば良いのだろうか?
先日も献血をお断りされてしまったので筋トレをしてリベンジしようと誓った腐女子である。