腐女子み〜つぱんつ
ここはとある地方にあるホテル。
どこにでもある普通のホテル。
そんなホテルで今日も腐女子は生き生きと仕事をしている。
客室清掃
その名の通り客室を掃除する仕事だ。チェックアウト済みの部屋、連泊の部屋のベッドメイキングをし、バスルームを掃除する。一見簡単そうに見えるがなかなかの重労働である。最初は皆痩せるらしい。すぐ戻るが。
チェックアウト済みの部屋の清掃はまだ良い、荷物が無いからだ。問題は連泊の部屋だ。長期になればなるほど荷物は増える。我々客室清掃員は極力お客様の荷物に触れないように仕事をしなければならない。そして我がホテルはビジネスホテルなので部屋は広いとは言えない。むしろ狭い。そんな中広がるトランク、ベッドの上の衣類、ありとあらゆる所に干してある洗濯物などなど飛んだり寄せたりしながら掃除するのである。最早忍者の様である。そのため連泊部屋は避けたがる人も多い。しかし腐女子は連泊部屋にこそ萌えるのだ。
何度も言うが我がホテルはビジネスホテルだ。お客様はビジネスマンが多い。ビジネスマンと言えばスーツだ。腐女子は部屋にワイシャツが干してあるだけでテンションが上がるのだ。ビバスーツ萌え。パンツがあろうものならテンションマックスである。うっかり客室の中心で萌えと叫んでしまう。さらに仕事中にも関わらず脳内では腐った妄想が繰り広げられるであろう。
腐女子にエサ(パンツ)を与えてはならない。