■ 03 原地人はドラゴニアン(仮称)
この光景をなんと表現すれば良いのだろう。
俺とプリマの前には焚火を挟んで扇状に広がって20匹……20人?くらいの人型歩行生物の何かが土下座のように伏せていた。
「崇められてるなぁ……プリマ」
「んー……嬉しくないし!私だけじゃないし!私たち同類でしょ?ベルゼもこっち側!」
いや、そんな必死な感じに俺を巻き込むな。
冷静に分析したいところだが、実は俺も動揺している。
焚火に薪をくべつつ、石竈跡を活用中。
火の具合を見てるふりをしつつ、原地人とでも仮称しておこう。警戒しつつ観察した。
プリマに近い色だがうっすらと淡い桜色のが3人。薄い黄色が6人。後は薄い青って感じだ。鱗の色に濃淡があるが素肌は全員日本人より白いか?くすんで見えて綺麗な肌には見えない。
髪の毛は全員ボリュームがあって、各自の鱗の色よりかはさらに濃い感じで伸ばしっぱなし、艶はなく、汚れているようにも見える。
体毛も鱗もあるし、人間寄りの恐竜人に類人猿が混ざってるような感じだ。
両手両足に鱗があり、爪もちょっとゴツイが五本指。
太い恐竜っぽい尻尾が尾てい骨あたりから綺麗に長く伸びていて、根本は太く先は細い。
残念ながらプリマのような羽はない。あったら良かったのに……いや、あったら困るか?
「ドラゴン系人類?」
とりあえず人類の亜種としてドラゴニアンと仮定しとこう。怒られたら変えりゃいいんだし。
「そう言われるとそうかもしれない……私弄ってないからね?」
てっきりプリマが創造したか進化させた亜人類かと思ったが違うようだ。
恐竜から進化?進化の過程が不明だが、それは人類も似たようなもんだ。俺の記憶だからあてにならんが。
「ほら、プリマが無意識に治した恐竜達とか、気まぐれに治してあげたりとかさ?」
「う゛っ……そういう覚えはちょっとあるから否定できないかも……」
治せるけど完全に治せないと言っていたし、傷を塞ぐってだけでも影響はあったかもしれない。
「いや、責めてるわけじゃないから安心していいよ。ちょっと見慣れてないからビビってるだけだ」
俺は正直者だからな!肉体的能力で言えばボロ負けしそうだ。つまり怖い。
が、そんな彼ら?彼女らかもしれんが俺が焚火に薪を放り込む度に動揺してるっぽい。
まさかとは思うが……いや、この反応は火起こし文化すらないのか?石器時代にもなってない?
まともに見てはいないが腰巻すら巻いてないし、一番手前のたぶんリーダー的な奴も、毛皮を着ているというより首に巻いてるだけだし……
あ、おっぱい的な女性っぽいのが後ろに3人いる。素っ裸だが興奮しない。
そしてリーダー的な奴が顔を上げる……
人間に近くてちょっと遠いな……映画で見る恐竜の面影が強く出ている。
頭は髪の毛かどうか不明だが、全員たっぷりあるので頭蓋骨の形まではわからない。そしてカッコいい角が生えている。羨ましくはない。
「ウギャゴギギィー」
ウン。ナニイッテンダ……?うぎゃぎゃぎゃぎゃー……
いかん。ちょっと意識飛んでたわ。
「言っとくけど言語じゃないからね?感情を乗せて発音してるだけだからネ!」
「いや、俺に弁解しなくていいから翻訳してくれ……」
俺の思考を基準にしてるっぽいプリマさんはなんか必死だった。嫌ってないから安心して欲しい。普通に動揺してるだけだ。
それはそれで失礼かもしれん。が、俺は人類初かもしれない宇宙人かもしれない意思の疎通を!……あ、プリマが居たわ。
少し落ち着いた。
「たすけてくださいー……的な?」
「抽象的だな!」
「そう……抽象的なの……私だってこの子らの言ってることの意味わかんない事の方が多いんだもん!助けてベルゼ!」
丸投げしてきたなコイツ!意思の疎通はあれど齟齬がでかい可能性もあるなコレ。
「俺が喋っても伝わる?日本語だけど」
「んー……難しい言葉の羅列だと伝わらないから、感情を乗せて短く言ってあげて?」
と、いう事は……犬語か猫語で喋れということだな!任せろにゃん!
俺が何を考えていたのかを読んでいたプリマさんが、もの凄く残念な子を見るように俺を見つめていたので考えを改めた!
「えーっと……うがー?」
とりあえず『助けてとは?』と、感情を乗せて『うがー』と発声してみた。
プリマさん。笑いをこらえてヒクつくのはやめてください。俺がかわいそうになるだろが!
「ふ、普通に話せばいいのに……うがー……ぶはははははっ!ッヒィーぶふっ!」
「お前笑いすぎだろ!空気読めよ!後暴れるなっ!」
後ろでどったんばったんされてビビってるだろが!
俺は顔真っ赤でプリマの鱗をべしべし叩きながら羞恥心をごまかした!
そして置いてけぼりの原地人達は、笑い転げてるプリマに恐れ慄き本気で平伏していた。
「名前って文化すらないんだな……不便だ」
「ないねー……あ、最近流行ってるのは毛皮を首に巻き付けるくらい?」
それ文化じゃねーよ!
現在宴会という感じの光景が目の前にあるが、コップ代わりの木の実を割った殻かな?
そこに俺がろ過した水を入れてやったら感動してたレベルだ。
そして両手で大事そうに飲んで果物っぽいものを手づかみで食っている……知能はあるようで……ないようで……接し方が難しいな。
あと、困ったのは他人の物を奪うのが当たり前のようだった。
もちろん鉄拳制裁で黙らせ取り返す。お前のじゃない!
「ほら、これはお前のだからちゃんと持ってろ」
「ぁぃ……アリ……ガト」
原地人の周りより幼い感じの女性は、ちょっと嬉しそうだった。
俺も原地人の意思を読み取ろうと声を聞けば、大体わかることが判明した。
「あー……やっさしぃ~♪あ、股開いてるよ?」
「股開かなくていいから!あとプリマも茶化すな!」
そう、お礼の文化はそういう事らしい……俺に股を開かないで欲しい……造型は人類と酷似している……オイ!
そして基本的に奪われる方が悪く、奪われた方は取り返すか、諦めるかの二択だ。
これが文化というか仕来りなのか習慣なのかは……弱肉強食文化かなぁ……動物園の猿の群れをちょっと思い出す。
俺は優しく頭を撫でながら、片手でそーっと股を閉じさせた。困ったものだ。
で、鉄拳制裁した男は何故殴られたのか、分からないまま俺に怯えているようだった。
「とりあえず肉体言語で言う事聞かせるか」
「悪魔の所業!酷い!あははははっ」
酷いと全く思ってないプリマさんは笑いながらリンゴ食ってた!いや、リンゴを口の中に捧げられながら咀嚼していた!
プリマ係的なのが、3人くらいずっと付いてるから普段の様子が伺える。
そして何故か俺にも係が付いたようだ。股を開いた彼女である。
流石に動揺するが無下にも出来ないしなぁ……とりあえずこのミニキャンプファイヤーが落ち着くまで待って居よう。
俺は左腕に抱き着く彼女を引きはがすのを諦めながら焚火に薪をくべた。
「オレ、カール!」
「そう。群れのリーダーたる君はカール君だ。嫁の方はカーリーな?」
「カーリー!」
鬼神ではない。狩りからの連想だ。
リーダーのカール君はとても身体能力が高く、一番強い上に狩り能力が高いみたいだ。
角兎かな?凶悪な面から前面に殺傷能力高めの二本の角が突き出している。
デカい。中型犬クラスのサイズだが体系的には兎の死体が三匹俺の前に並んでいる。
コレをウサギと称してよい物かと悩んだが、まぁ角兎としか表現できんな。で、これが献上品のようだ。あとで皮剥いで焼こう。もちろん恐い。
そしてリーダー夫婦の子供が俺に股開いた彼女である。ちょっとトラウマだが記憶の消去は難しい。
「で、君はカルラだ。あと、出来ればもう少し距離を……」
「カルラ!カルラ!」
懐かれてる!出来ればもう少し人間寄りでいて欲しかった!嬉しくない!
俺は即興で簡単な名前を付けていった。最後に残ったのは鉄拳制裁した彼だ。非常に怯えていた。
最後に回されたせいか、俺に殴られたせいかわからんが、群れから少し離れてポツンと居た。
どうやら群れの連中も、彼は俺の機嫌を損ねたということで距離を取っているようだった。
「お前はナグールな」
なんという安易な名づけだろうか!俺が自己満足に浸っているとナグールは驚いているようだった。
「オレモ……ナマエ……ナグール!」
何故かとても嬉しそうだった。お前……股開いたら殴るぞ……本気でそう思ったが彼は開かなかった。ちょっと安心したのは内緒だ。
「あ、その子にも付けるんだ。てっきり追い出すのかと♪」
「そんな簡単に追い出すわけないだろ?大体この群れの仕組みとか習慣は把握した。んで、プリマに確認したいことがあるんだけど」
俺の思考を読んでいるような感覚がしたので、大体の考えをイメージしてみる。
「ん。好きにしていいよ。私から特にいう事ないし。ベルゼがすること楽しいから♪」
この世界の神様っぽいプリマからお許しが出たので好きにしよう!まずは肉だっ!
嬉々として俺は兎の耳を掴んで血抜きの準備をする為に川へ向かう。
「火の番はカールとブービーとトラープの三人で頼むな!」
「「「アイ!」」」
いい返事だ。カールがリーダー、副リーダーがブービーとトラープ。俺の名前センスは若干ひねくれている。
そして彼らは火をとても神聖なもののように扱っていた。ので、単純に偉いであろう3人に任せたのだ。
俺に任命されたのが嬉しいのかどうかはわからないが、3人とも嬉しそうに誇らしそうにし、周りも納得しつつ褒め称えているようだった。
たぶん、俺の想像した群れの序列がハマってたんだろうなと勝手に思ってた。
その次の序列であろう連中には海水を汲みに行ってもらっている。塩ぐらいなら作り方は何となく覚えている。
問題はこの世界の海水が未知の液体という事だが……ろ過してから沸騰させよう!
そんな事を思いながらぞろぞろと川に来た。
俺が何をするのか興味津々という感じだった。
死体をそのまま食べて?みたいな感じで差し出されるもんだから、流石に無理だなと今に至る。
魚は何度か捌いたことはあるが肉は初めてだ。
思い出せ!動画で何となく眺めていた俺の記憶よ!今蘇らん!
脳内で詠唱する享年48歳のマジな思考回路だ。声に出さなければバレないのだ!
遠くの方でプリマの大爆笑が聞こえるのがむかついたが我慢しよう!あの物臭っ!動きたがらないのは分かっていたので置いてきたが、きっちり意識は繋がっているようだ。
とりあえず足を枝に結んでっと、流れていかないように石で良い感じに固定する。
死体を川の水に付けつつ……冷たすぎるっ!久々に川の冷水に驚いた。
首を切りつけて……そういや初めてなのに随分と落ち着いている。俺が、俺自身に違和感があった。
流れていく大量の血を物欲しそうに眺めるドラゴニアン共はほっといて、俺は魔力ハンドで軽く兎から血を絞り出すように下半身から首へとマッサージ。
素手なら手が凍えるだろうが、冷水も何のその!便利過ぎて感謝が沸き起こっている。
しっかりと血が抜けるように、かつ肉が冷めるように丁寧に♪
楽しんでいる俺が居た。
あ、あと内臓は全部川辺に埋めといた。ドラゴニアン達がとても悲しそうだったのは無視しておいた。
川の冷水にさらしながら解体というのは初めての試みだが、多少間違ってても気にしない。
サクサクと魔力超振動ナイフで切り分けたりしてると、ドラゴニアン達が驚愕の表情で俺の手元を凝視している。
カルラも一番近くで驚いているからちょっと面白い。
デカい謎の葉で包んで各自に持たせ、素人がやったにしては良い感じに剥がれた毛皮をそのまま川にさらしてプリマの元へぞろぞろと戻った。
俺が謎の行動を繰り返すのを、プリマを含めて散々目で追いかけられたが気にしない!
海水も俺の知っている海水だったので、一安心して軽くろ過機に通す。
あ、海水通したろ過機と泉用と分けないとだ……後で作っとこう。
一度沸かして~ってトコでみんなが凄く騒いでいた。
なるほど……鍋で煮詰めるのを初めて見るとこういう反応か……面白いな。
沸騰したものを冷ました後、もう一度ろ過する。確か変な成分いっぱい入ってるんだよな……サバイバル動画も見ててよかった気がする!
ただし、正しいかどうかは記憶にない。
そして再び鍋で沸かす。大分減ってきたが今のうちに厚めのフライパンでも作るか。
みんなの好奇の視線を浴びながら、再び魔力ドリルで良い感じの石を加工していく。
やっぱ反応が面白いよな♪プリマはさっきも見てたろうが。一緒に驚いてんぢゃねーよ。
「スゴーイ……」
カルラがまじまじと見ながら、出来上がったフライパンもどきを持ち上げてみんなに見せていた。
俺はというと新しい石竈をせっせと準備し、ついでに大き目の石をスパーンっと切り、鉄板もとい薄い石板を作って設置する。
それを見ていたカールと取り巻き一同は、顎が外れんばかりに口を開けていた。
はっはっは。凄いだろう?俺が一番びっくりしてるのは内緒だがな!
こんな芸当出来たらどれだけ凄い富と名声を築いていただろうか!……案外捕まって研究所送りかもしれんが。
まぁどーでもいいか。と、今度はフライパンの方に煮詰めた海水を注ぐ。
大分減ってきたがこれからこれから♪天然海水から塩~♪
俺は無意識にこの世界を満喫していたっ!
どじゅうぅうううっと焼ける肉っ!振りかける追い塩っ!香ばしい香りっ!
「なにそれすごいっ!ちょうだいっ!」
「落ち着けプリマ。まだ生焼けだ」
落ち着きがないドラゴン姉さんに翻弄されながらも焼かれる肉に視線が集まる!
丁寧に肉を切り分け、均等な厚味に隠し包丁。塩を適量擦り込み適度に叩く。胡椒が欲しいが諦めた!
さぁ!鉄板ではないが、この世界で石焼き料理は世界初かもしれない。感動をみんなで味わおうではないか!
まぁ世界は広いので、ここの文化レベルが単に低すぎる可能性もある。が、そこは置いておこう。
肉の他にも芋類やらキャベツっぽい物やらに軽く塩を振ってバーベキューのように焼き上げる。
取り皿代わりの木の板や木の実の殻も全部俺が簡単に加工した。超簡単に削ってやっただけだが全員感動していた。とても大事そうに持っている。
何故か申し訳ない気持ちにもなるので、ちゃんとしたものを近いうちに作ってやろうと思う。
均等に俺が分けてやり、プリマに一番うまく焼けた肉を冷ました後、口に放り込んでやった。
「おいしっ!もっと!」
「あきらめろ。塩はないし肉だけ焼いても不味いだけだ」
ドラゴンのくせになんて悲しい顔してんだお前!後、こいつらを恨めしそうに見てやるなよ……
ドラゴニアン達は熱い料理というもの自体が初めてのようだったが、味覚は俺と同じなんだろうなと傍から見てて思えた。
カルラが本当に美味そうに食っているのを見て安心し、皿を一生懸命舐めていた。
うん。全員舐めてる。これは教育のし甲斐があるなぁ……苦労しか見えないよ……
正直塩モドキは美味しかったかというと微妙だった。エグ味はなかったが俺の知ってる塩とは言えない代物だった。
いつか旨い塩を作ろう……なんて妄想しながら十分に腹が満たされたが、塩以外の味も欲しい。
んー、醤油と味噌なら醤油が欲しいなと考える。
塩モドキはうまい事いったが醤油となると難易度は跳ね上がる。
例え魔力ハンドが万能であろうとも、発酵作業には使えない。難航を極めるであろう……
その前にすることが山ほどある……そもそも服すらないのだ。
そう。服っ!毛皮しか見当たらない。
せめてTシャツとズボンぐらいは作ってやらねば!
なんてことを考えつつ食器を川でみんなで洗いに行く。なんか引率してるみたいで、地味に心に謎のダメージが蓄積されていく気がする。
ついでに川にさらしていた毛皮も回収し、鞣すのは明日にしようと思いつつ、鞣し方どうするかなぁっと考えていた。
まぁ寝床ってこんな感じだよな……予想以上に巣って感じだった!
洞穴に枯れた草やらが敷き詰められ、裏地がバリバリの毛皮が布団のようだ。
ちなみにプリマは帰ってきたら寝ていたので置いてきた。
カール達から聞いたがプリマが起きていることの方が珍しいという事だった。
なるほど……まぁ寝ていても食われる事はないだろうし、そもそもあいつをどうこうできる存在が居るとは思えない。ので、気にしない事にした。
問題は俺の寝床だが……たくさんの毛皮が用意され、王様のような扱いだった。
王様の生活知らんけどな!
そして洞穴っぽい場所は小さな空洞がいくつもあり、そこが各自の部屋みたいな感じになっている。
普段は入口からの月の光が頼りで、あとはマジで暗かった。
見張りは4人。交代制で眠るようだが今日は特別な日らしく、俺が付けた火を入り口近くで大事そうに見守っている。
薪をくべれば燃えるという事は理解しているようで、火の扱いに関してはどうこう説明しなくてもよさそうだった。
知能はやっぱり高いのか?低いのか?難しいところだが理解力という点で見れば高い方だろう。
プリマの高すぎる知能レベルに比べれば低いんだろうけどさ。
そして最大の難関がやって来た。異世界と言っていいかわからないが、大事な一日目の終わりを締める括る。その時が今!
カルラと二人きりの空間で俺、試されている!
「ちょっ!舌がっ舌がっ!アッー!」
「カルラ!ガンバル!じゅるっ」
がんばんなっ!何してんだこいつ!いろんなところを!いろんなところがっ!
人類の舌ではない長く艶めかしい肉厚の舌に!
蹂躙されました!おっぱいはあるけど未成年っぽいドラゴニアンに!
ただし、本番は彼女に知識がなかったようで、股は好意がある相手に開くのかどうか定かではないが、それ以上どうすればいいかは知らないらしかった。これ、相手に任せるって事かな?
そのおかげかどうかは分からないが、食い止める事には成功した……はずである……ハァハァ……マジ疲れた……
満足したのかわからないが、カルラは俺の全身を全力で!体力が尽きるまで舐め尽くし!俺にしがみついたまま寝息を立てようとしていた。
俺も相当疲れていたらしく、引き離して寝ようというのは諦めて、そのまま一緒に意識を手放す前に一言。
こんな凄いプレイ初めてっ!