Side X - 非公式記録『市川文書』 Part 4
* 各視点の主体 *
【川岸 澪】=視点A
SF小説『トワイライト・クライシス』の作者。思いがけず父の隠し事を知ってしまい、揺れ動く心と自分の取るべき行動に思い悩む。
【小林 公望】=視点B
澪のクラスメイト。憧れの最推しと正一のコンビに対面し、その繊細な関係に触れて感情が振り切れるも、予想外の展開に希望を見いだす。
【水原 鈴歌】=視点C
澪の幼なじみ。彼女の決断を尊重し、その父に関する秘密を共有することに。自室でヒドラ二匹を飼育している。
* 新規キャラクター *
【月代先輩】
逢桜高校サッカー班(部)キャプテン。良平の見立てでは「手堅く頭の切れるディフェンダー」とのこと。
【アンリ】
正一の飼い鳥。ヨウムのオス、5歳。いかつい見た目に反してお茶目でおしゃべり。飼い主のことを「シャッチョ(=社長)サン」と呼ぶ。
【水原 純之介・梓】
鈴歌の両親。どちらも町の総合病院に勤務する医師。
* 新規情報開示 *
【佐々木 シャルル良平】
幼い頃に震災孤児となり、避難所で出逢った正一を本当の兄弟のように想っている。今も昔も、彼のために人知れず心を砕いているようだ。
【サムライ(徳永 隼人)】
VFC逢桜ポラリスのゼネラルマネージャー。その実体は内閣府から派遣された官僚で、事態収拾に向け逢桜町の「〈特定災害〉対策班」で指揮を執っている。
【川岸 一徹】
澪の父親。VFC逢桜ポラリスで一般事務に従事していたはずだが、実は隼人の下で〈特定災害〉対策にあたっていたことが発覚する。
【一ノ瀬 マキナ】
澪たちの先輩で、生徒会副会長のヒューマノイド。敵意は感じられないが、不気味さを感じるとして新入生組からはやや警戒されている。
【工藤 七海】
澪のクラスメイト。成り行きで鈴歌と行動をともにしている。良平だけでなく、公務員組やマキナとも通じる顔の広さには何か裏がありそうだ。
【羽田 正一】
良平の幼なじみで、不動産屋の社長。通称ハネショー。女性にトラウマがあるらしく、四弦に触れられたことでパニックを起こす。
【高野 四弦】
〈モートレス〉との戦闘中に姿を消していたが、昇降口前で合流。正一の病状を知りながら故意にパニックを引き起こし、良平の逆鱗に触れてしまう。
え? いやいや、今回は追伸無しですよ。
このあと大事な発表……私のメモよりも信頼性が高い、巨大な爆弾が控えているのですから……。
文責 市川 晴海




