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清らかな風を舞う精霊達の庭園  作者: 浅葱
プロローグ 精霊達の麗しき翼
1/11

第一話 大勢の人々の前で花咲く精霊         

()は描写と心理描写。


≪≫は霊的な描写を指します。

(一人の美しい女性がアイススケートリンクの上で演技を行い続けていた。その彼女の演技を一目見ようと、全国各地から数多くの人々が会場に訪れていた。彼女は全ての観客を笑顔にしていた。そして彼女の舞は精霊達と共に、氷上を舞い踊っていた。華やかな衣装を着て、華麗な演技を行い続け、フィナーレに向かい始めていた。その時、彼女に語りかける者が彼女の耳元で囁いた)


≪…麗華…見に来ているよ…貴女のお父さん…≫


(その言葉に、彼女は目を見開き驚いて、その声で足元を崩して氷の上に倒れ込んでしまう。会場は彼女が転倒してしまった事に驚きを隠せずにいた。彼女は演技を失敗した事がなかった為だ。そんな彼女は咄嗟に、私の演技を見に来てくれている母親に声をかけた)


…お母さん!!お父さんが見に来ているよ……


(彼女の言葉を聞いた母親は、長い黒髪をなびかせて必死な表情で会場を懸命に見渡し始めていた。その時、多くの観客達の背後で隠れる様にして会場を後にする一人の男性がいた)


演技しなくちゃ…お父さんに怒られちゃう…途中で投げ出す事を嫌っていたもんね…パパ…


(私は涙を堪えて演技を再開した。私はお父さんの娘だもん。あの南雲澪の娘だもん。だから負けない。自分にも悪霊さん達にも負けないんだから。そしていつの日かまた、お父さんとお母さんと皆であそこに帰るんだ。そして私は会場の皆様に両手を大きく広げ満面の笑みを浮かべて見せて、演技を終えた。すると、会場中から花束が数多く投げ込まれ始める)

清らかな風を舞う精霊達の庭園は、華やかな神々と人々の庭園の十数年後の物語です。

何卒宜しくお願い致します。



浅葱より

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