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プロローグ

アルゲニア大陸のほぼ中央に位置するアヴァロン王国。精強な騎士団と湖に囲まれた壮麗な城の佇まいと


剣王で知られる王が民をまとめ善く治めていた。




昨日謎の光が目撃され、騎士団見習いの『ダイン』と『オーズ』派遣されていた。


ダイン『ここか。』


オーズ『ああ。話によると、入り口から森の奥へと消えていくらしいが…』


ダイン『んー、怪しい光なんて無いけどなぁ…』


オーズ『まだ奥へいってないだろ?』


ダイン『どうせ何もないって。帰って一杯やろうぜ!』


オーズ『しょうがない奴だなぁ…』


ダインが後ろを振り向くと一瞬光った。


ダイン『…?おい!今光ったよな?』


オーズ『え?あっ!』


一瞬光った光が現れ奥へと消えていくのが見えた。


ダイン『オーズ!行くぞ!』


オーズ『ああ!』


二人は森の奥に走っていった。




森の奥に行くとそこには一人の少女がよこたわっていた。


ダイン『おい!大丈夫か?』


少女からは返事はない…


オーズ『気を失っているようだな。どうするんだ?』


ダイン『放ってはおけない。このまま連れて帰ろう。』


オーズ『そうだな。』


少女を抱き抱えようとしたとき不意に背後から声がした。


???『その少女を渡してもらいましょうか。』


ダイン・オーズ『誰だ!』


そこにはくろずくめの男が立っていた。




???『その少女を渡してもらいましょうか』


ダイン『いつの間に後ろに!』


???『その少女を渡してもらいましょうか?今なら痛い思いもしなくてすみますよ?』


ダイン『嫌だといったら?』 


???『あまり手荒な真似はしたくはなかったのですが…。仕方ありませんね。少々痛いですよ?』


ダイン・オーズ『望むところだ!』


二人は一斉に戦闘体制にはいる。二人の運命が一斉に動こうとしていた。


「キィン!」


「ガキィン!」


静寂な森のなかで、男たちの掛け声と、武器と武器がぶつかり合う音だけが響き渡る


???『中々やりますねぇ~!これはかわせますかぁ!』


大降りに構えた鎌がダインに襲いかかる。


「ギィン!」


ダイン『くっ!このぉぉ!』


「ガキィン!!」


すかさずダインもカウンターで薙ぎ払う!


???『あれを受け止めて反撃してくるとは。面白い。いいでしょう少し本気を出しましょうか。』


ダイン『何?』


オーズ『今まで本気ではなかったとでも?』


???『貴方達ごときに本気になるまでもなかったってことです。』


ダイン・オーズ『くっ…』


なにやら男は呟き始めた!




すると、回りに無数の炎の玉が出現した!


???『これはかわせますか?』


無数の炎の玉がダインたちに向かって飛んできた!


オーズ『ダイン!避けろ!』


ダイン『くそっ!』


ダインとオーズがいたところに炎の玉が飛んでいき、その地面に着弾する!一瞬にして火の海になる。


「ドォォォォン!」


ダイン『おいおい。なんつー威力だよ…』


???『まだまだいきますよぉ?』


ダイン『くそっ!』


再び男は呟き始める。すると、回りに無数の炎の玉が再び出現した。


その時!


「ドォォォォン!」


炎の玉が男に向かって着弾した!


???『くっ!貴方たちも○○が使えるのですか?いえ、小娘の方ですか!』


ダイン『何!』


ダイン達が少女の方を振り向くと、起き上がって片手を男に向ける少女の姿があった。しかし力をつかいはたしたのか、再び気を失う。




???『くぅ!』


ダイン『今だ!』


「ザシュッ!」


隙をついたダインの攻撃が男を切り裂く!


???『ぐあっ!』


腕を切り裂かれた男は動揺する。


???『油断しましたね。ここは、貴方たちの実力に敬意を評してここは、引かせてもらいますよ?』


ダイン『逃げるのか!』


ダインが男に切りかかる!


???『舐めるなよ!』


「ギィィィン!」


ダインは武器がぶつかり合った瞬間弾き飛ばされる。


ダイン『ぐあっ!』


オーズ『大丈夫か!?』


???『ここは引くだけだ。貴様らなど何時でもどうにかできるのだよ』


ダイン『くそっ!』


???『また会おう』  


ダイン『待てっ!』


???『私は追跡者。以後お見知りおきを。』


黒いゲートが現れ追跡者を包み込み消えた。


ダイン『くそっ!』


オーズ『ダインどうする?』


ダイン『城に帰ろう。騎士団長に報告しないとな。少女も安全なところに連れていこう。』


オーズ『ああ。』


こうして二人はアヴァロン城に戻って行った。

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