第60箱 結婚編 序箱
お待たせしました!
結婚編開始です!
今回は結婚編のプロローグの為、かなり短いです。
なので、同時にもう1話公開しております。
『――どうあれ、現状では認められません。
箱のままであろうとする婚約者も、社交の場に出てこない婚約者も』
その方――ニコラス・ブルーマ・ルチニーク様がそう告げました。
この方に認めて貰えない場合、国王陛下とフレン王妃が強引に結婚まで持って行っても、後の私たちの状況がよろしくないでしょう。
何より、ニコラス様の言うことも間違ってはいませんので、反論しづらいのですよね。
ただ、これを言われてなお、サイフォン王子はどこか余裕のある、穏やかな微笑を絶やすことはありません。
内心はどうあれ、その態度を崩すつもりはないのでしょう。
そのことに頼もしさを覚えつつ、私もサイフォン王子に任せてばかりではいられないと、思考を巡らせます。
この方が誰で、どうしてこのようなやりとりをしているのか――
それは今日という日のパーティを、少しだけ振り返る必要があります……。
プロローグが短すぎるので、もう1話公開しております。
そして、
書籍版の第二巻がでます٩( 'ω' )و
『箱入令嬢シリーズ2 引きこもり箱入令嬢の結婚』
発売日は10/3となっております!
早いところは9月末には店頭に並ぶそうです!
書影などの情報は活動報告にありますので、是非ご覧下さい。
綺麗な純白ドレスのモカちゃんが素敵眩しい表紙となっておりますよー٩( 'ω' )و






