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【閑話】そして、彼女は――


 コミカライズ5巻 本日(11/30)より発売しております

 そして帯にある通り、シリーズ累計50万部突破だそうです


 みなさま、お読みいただきありがとうございます

 

 その記念というワケではありませんが、SSを一つ。


 ……このタイミングでお出しするSSがこれで良いのかと思いつつ、勢いで書き上げてしまったのだから仕方ないよね!


 ルツーラちゃんのトリマキーズ……その中でも、最期までモカちゃんに喰ってかかってた子のお話。


 みなさまに少しでも楽しんでいただければ幸いです……が、あんまり明るいお話ではなくハッピー感ゼロのエピソードです。なんかゴメンね! 先に謝っとく!




 私、ダーリィ・ナーゴ・ルゴダーナは、貴族社会――特に女性たちから、村八分にされている。


 原因は去年のお茶会だ。

 若い女性派閥の一つ。その領袖(りょうしゅう)ともいえるルツーラ様が起こした騒動。


 結果だけ言ってしまえばルツーラ様は捕まった。

 ドリップス公爵令嬢をからかうだけのつもりが、やりすぎだったのだろう。


 ルツーラ様に従って協力した私も、まさかあんなことになるとは思わなかった。


 そのドリップス公爵令嬢自身はことを荒立てたくないという理由で、ルツーラ様以外を見逃した。

 寛大なのか、器を見せつけたいのか分からないけど、それに生かされてホッとしている自分と、シャクに触ると思う自分の両方がいる。


 私は、ルツーラ様に憧れていた。


 あの自信に満ちた振る舞い。

 傲慢とも言われるかもしれないけれど、あの堂々とした態度。

 目上の者であっても物怖じしないそのお姿は尊敬に値するモノだった。


 ――それを、あの箱女はめちゃくちゃにした。


 それが悔しくて悔しくて仕方がない。


 あれ以来、うちの両親もおかしい。

 メンツァール伯爵家と距離を置こうとするのはまだ分かる。

 だけど、ドリップス公爵家にすり寄ろうとするのはどういうことなの。


 あの家は、ルツーラ様をめちゃくちゃにした箱女の実家でしょう?


 私以外の取り巻きもそうだ。

 散々ルツーラ様に寄ってたかってたクセに……今回の件でルツーラ様を助けようという者が誰もいないだなんて!


 それどころか、私を村八分にしてなにやら企むようにお茶会を繰り返しているくらい! なんて薄情な連中なの!?


 そんな思いを抱え――あのお茶会以後、悶々とした日々を送っていると、ルツーラ様が幽閉されているお屋敷に関する噂を聞いた。


 あの幽閉用の屋敷は言われているほど警備は厳重ではないらしい――と。


 その幽閉邸と呼ばれるその建物は、見た目はふつうのお屋敷だ。

 ただ中にある各部屋の扉一つ一つが、非常に強固な鍵付きとなっているらしい。


 部屋の中こそは、中位程度の貴族の屋敷の自室と同規模だというが、一度閉じこめられれば、理由がない限りは出られないという。


 罪状によっては、手続きさえすれば、収容者と面会などは出来るそうだけど……。


 ルツーラ様の罪状を思うと、恐らくは出来ない。


 だが、噂が本当であれば、手薄な警備をくぐり抜けて、ルツーラ様のいる部屋までたどり着けるかもしれない。


 そうして私は、ある日の夜――意を決して、家を抜け出したのだあった。



(本当に、愚かな人……)



 あのお茶会からこっち、私を監視していた人物が、呆れたように嘆息していたことなど、私が知る由もなかった。


   ・

   ・

   ・


 夜の幽閉邸周辺は不気味なほど静まりかえっていた。

 さして冷たくもない風が頬を撫でた時に、背筋がふるえてしまうていどには、自分は気後れしているようだ。


 それでも、私はルツーラ様に会いたい一心で足を進める。


 幽閉邸の門までやってきた。

 門番らしき者の姿はない。


 夜の闇の中、手元の小さな魔心カンテラの明かりを頼りに、周囲を見回す。


 隠れているような人もいなさそうだ。


 私は門に触れる。

 軽く押したり引いたりと試す。


 すると、手前に引いた時に門が動いた。


 鍵はかかってないみたい。


 それなら――と、私は自分の身体が入る程度にだけ門を開いて、幽閉邸の敷地へと滑り込んだ。



 私の監視者が開けっ放しのままだった門をこっそりと閉めたのを気づかないまま、私は幽閉邸の敷地を進んでいく。


   ・

   ・

   ・


 静まりかえった幽閉邸の中を歩いていると、各扉に付け換えが容易にできそうな名札がついているのに気がついた。


 血のついているようにも見える名札が目に入り少々ギョっとしつつも、一階の部屋の多くは子爵や男爵が多いのだと気がついた。


 だとしたら、ルツーラ様やそのご家族が幽閉されているのは二階か。


 私は頼りない魔心カンテラの灯りを頼りに、階段を上っていく。


 正直、怖い。

 いつ誰に声をかけられるか分からない状態で階段を、灯りの落ちたお屋敷の中を歩くのは怖い。


 それでも私は、階段を上り、そしてようやく、ルツーラ様の名前を見つけた。


 左右の部屋はルツーラ様のご両親がそれぞれいるようだ。


 豪奢だけれど、家のモノとは比べものにならないほど重厚で丈夫そうなドアを、私は叩く。


 気づいてほしい。話がしたい。その一心で――


「……だれ?」

「ダーリィです」

「どうやってここに?」

「貴女に会いたくて忍び込んできてしまいました」

「……忍び込んだって……」


 ――返ってきたお声に力強さはありませんでしたが、でも決して弱っているというワケではなさそうです。


 だから、私は嬉しくなってルツーラ様に話しかけようとして。


「貴女、自分がなにをしているのか分かっていて?」


 けれども――先にルツーラ様から温度のない声を浴びせられてしまった。


「それはどういう……?」

「愚かね。私と同じ愚か者よ、貴女は」

「ルツーラ様が愚かだなんて……!」

「そうやってココで大声を出す時点で愚かでしょう?

 忍び込んできておいて、感情的に大声を出してしまうのは愚か以外に言いようがないのではなくて?」

「…………」


 どうして、私はここでルツーラ様に冷たい言葉を浴びせられなければならないのだろうか。

 ルツーラ様に会いたくて、その一心で来たというのに。


「日々の食事程度しか楽しみのないこの場所にいるとね、イヤでも自分の行いを見つめ直すコトになるの」


 扉越しでも、遠いどこかを見つめているのが分かるような声で、歌うように言葉が紡がれる。


「最初はモカ様を恨んだわ。次にサイフォン殿下を。

 だけど、恨むのに飽きて、別の方向から考え出したの。

 そうしているうちにね。自分の行いの愚かさのようなものが見えだしてくるのよ」

「そんな……私はルツーラ様が愚かだなんて、そんなコト……」


 それ以上聞きたくなくて、遮るように声を出すものの、ルツーラ様は無視して続けた。


「今になって思えば、モカ様も、殿下も、私に対して正しいコトを言っていたのだな……と」

「ルツーラ様……!?」


 まさか、ルツーラ様がそれを認めてしまわれるだなんて……!


「自信家で、常に堂々とされていたルツーラ様はどこにいかれてしまわれたのですか?」

「どこもなにも、そんなもの……モカ様と対峙した時点で粉砕されてしまったのですモノ。今はもうどこにもないわ」

「そんなの、私の知っているルツーラ様では……」

「そうね。かつての愚かだった私とは決別したい気分だわ。

 余りにも愚かだったから、両親ともどもこんな場所に連れてこられてしまった。

 でもそれが自分であり、記憶にしっかりとある以上は決別できない。それでも反省はできる。懺悔はできる。後悔はできるの」


 幽閉されていることを悔しがっている様子も、腹を立てている様子もなく――


 話をしているとまるで女神教のシスターとでも話をしているようで、気味が悪くて――


「結局、『順』という属性を得ていながら、順番を正しく守れなかった自分の自業自得なのよ。たとえ誰かに唆されたり、煽られたのが原因であろうとね」


 こんなの――

 こんなの――


「あなたは、もうルツーラ様なんかじゃない……ッ!」

「ふふ。ダーリィ。本当に貴女は愚かね。私の取り巻きたちの中で、貴女が一番の愚か者だと思っていたのだけれど、その判断は間違っていなかったわね」

「……え?」


 今、ルツーラ様はなんて言った……?


「私はルツーラ・キシカ・メンツァール。幽閉され、沙汰によっては貴族籍が剥奪されようとも、ルツーラという人間本人であるコトは間違いなく、それ以上でもそれ以下でもないわ。

 傲慢な私も大人しい私も後悔と反省の日々に生きる私も。

 沙汰の結果、惨めな労働者へと堕とされようが、女神の元へと送るべく処刑されようが、私がルツーラという人間であるという矜持だけは無くならない」


 ルツーラ様が、かつてのお茶会で箱女に向けていたような敵意が、私に叩きつけられる。


「だから、貴女が私をどう思おうが関係ない」


 どうして――

 どうして――ルツーラ様が、私にこんな敵意をぶつけてくるの?


「ルツーラ・キシカ・メンツァールという私は、ここにいる私だけ。

 これまでの経緯、今後の未来も関係なく、私という私はここにる私だけなの。おわかり? ダーリィ?」

「なにをいって……」

「あなたの求めるルツーラ・キシカ・メンツァールというのは、貴女の中にいる幻想にすぎない――これはそういうお話よ。

 貴女にとっての理想たるルツーラ像を、今の私に押しつけるのは止めていただける?

 それは、今の私にとっては死刑にされるよりも許せない侮辱よ」


 どうして――

 どうして――ルツーラ様はそんなことを言うの?


「ルツーラ様は、ここから出たくないのですか?」

「それはどういう意図の質問かしら?」

「望むなら私がどうにかして脱獄を……!」

「……はぁ」


 すべてを言い終える前に、ルツーラ様の嘆息で遮られた。


「まず一つ。私は脱獄する気はない。

 今はすでにやらかしてしまったコトの大きさを自覚しているのだから、できるわけがない」

「そんな……」

「それからもう一つ。よしんば脱獄する気があったとしても、貴女の手は取れない」

「……それはどうしてですか? 私を守るとかそういう……」

「別に貴女の立場を守るとかそういうのじゃないわ。自惚れないでちょうだい」


 ピシャリと、ルツーラ様が告げる。


「だって、貴女の手を取ったところで脱獄なんて出来ないでしょう? よしんば出来たとしてもその後は?」

「脱走さえしてしまえば、あとは……」

「あとはどうなるっていうのかしら? 追っ手は? 私の生活基盤などは?」

「それは……その……」

「即答できないなら意味がないわ」

「でもルツーラ様も私も貴族ですし……」

「今の私に貴族としての価値はありませんわ。それに、脱走を手伝えば貴女も同じ。そもそも貴女の貴族としての価値は貴女の両親があってこそ。それを自覚なさい」

「…………」


 どうしてルツーラ様はこんな冷たいことを私に言うのだろうか。


「いいコト? 今の貴女は、お茶会の時の私と同じ。一時の感情に支配され、物事の正しい順序を、するべき手順を勘違いしたまま、物事を実行しようとしているのだと自覚なさい。正義を成すにも悪を成すにも順序というモノが大事なの。それを蔑ろにした結果が、この私」

「私は……私は、ルツーラ様のコトを思って……ッ!」

「だから貴女は愚かなの。その先にあるのは、自分だけでなく家族の破滅よ。私のやらかしとその顛末を見ても考えが変わらないなんて、ただの危険分子じゃない。そう扱われても仕方がない状態だって自覚はあるのかしら?」

「え?」

「諜報や暗殺の技能を持たず、姿を隠す魔法もなく、その手の補助をしてくれる魔心具(ましんぐ)や、古代魔心具(アーティファクト)も保有していない貴女が、どうしてココまで来れたのか……それを考えたコトがあって?」

「ルツーラ様、なにを……」

「ルツーラ嬢そこまでにしていただこう」


 私がルツーラ様に問いかけようとした時、これまでそこに居なかった新しい声が現れた。


 直後――私の意識は闇に飲まれた。



     ●


 ドサリ、と扉の向こうで音がする。

 新しく現れた声の主にやられてしまったのだろう。


「本当にお馬鹿な子。女神の元へと還ってしまったのかしら?」

「殺しは依頼に含まれていない」

「そう」


 地声を誤魔化すように発された低い声。

 だけど声の主が女性だと分かる。


 そして、その返答に私は思わず安堵した。


「警備が手薄になっていたのは貴女の仕業?」

「いいや。もとより今宵はそういう予定だった。

 現在、この国は膿出しの最中。無能なクセによく働く愚か者たちを探り、切り捨てる為に、様々なナタが振るわれている。

 これはその一環。

 この子だけでなく、他の面会出来ない罪人貴族たちに会いたがっている者は少なくない。だからターゲットの耳に届くよう、警備が手薄であるという誘い水を流していた」

「ああ――それを飲んだ愚か者を一網打尽にする予定だったのね」

「そういうコトだな。もっとも私は別口だが」


 別口ねぇ……まぁ、あれ以降ずっと幽閉されている私には現状の貴族事情を推し量ることはできないのだけれど。


「その子をどうするの?」

「いくつかの家から別々に依頼を受けている。結末は、私の判断に任せると言われているが……さてどうしたモノか」


 いくつかの家、ね。

 恐らくは法務関連の仕事をする家々かしら?

 王家を筆頭に、二大公爵家、あとはシレージ侯爵家ってところだと思うけど。


「どういう結末があるのか伺っても大丈夫?」

「女神の元へと還す。この幽閉邸への引っ越し。平民落ち。何事もなかったかのように家族の元へと帰る……の四つだな。

 どの結末であっても、彼女の両親には影響がないようにする必要があるが」

「……一番最後を望んでも?」

「貴女はこの子が嫌いだったのではないのか?」

「そんなワケないでしょう。ああでも言わなければ、この子は現実を見れないと思っただけ。

 この子はひときわ、私に依存しているようなところがあったから」

「それであんな露悪的に振る舞ったのか。さすがの振る舞いだな」


 扉の向こうの影の言葉に、私は苦笑する。

 なんとも言えない評価だ。


「伝言をお願い」

「聞くだけは聞いておこう」

「ありがとう。そしてさようなら。私の大切な、とても愚かな友人。二度と会いに来ないでちょうだい」

「伝言にも露悪を入れるか」

「目が覚めないなら、貴女みたいな人が処理をするだけでしょう?」

「……それもそうだな」


 ふぅ――と小さなため息が聞こえてくる。

 妙にそれが気になって私は、扉の向こうの影に訊ねる。


「どうかなさって?」

「貴女が、もっと早く今の貴女になれていれば、破滅から救ってあげれたかもしれないと――私の仲間になってくれたかもしれないと、そう思っただけよ。

 こんな仕事をしているけれど、表の顔は似たような立場だったしね」


 作った声ではなく、恐らくは素の声。

 さっきまでよりも明るくて可愛らしい声で、影はそう答えた。


 それに私は肩を竦めてから返す。


「でもそうはならなかった。

 私は愚かで、貴女はかしこかった。それだけよ。

 この扉を隔ててどちらにいるか――それが全てではなくって?」

「たらればを言っても仕方ないのは分かっているけれど、今の貴女とならお友達になれそうだったから」

「そう言っていただけるだけで十分よ。貴女は貴女の、今の仕事を果たしなさい」

「ええ。そうさせてもらうわ」


 それで終わり。

 以降、私は彼女と……彼女たちと会うことも、言葉を交わすこともなかった。


 ……ああそれでも――あの影の人の、名前くらいは――聞いておけば良かったかしら?



     ● 



 ……今、私は自宅で謹慎という名の監禁をされている。



 あのあと、目が覚めると、私は自室のベッドの上だった。


 両親の話によると、私はびしょ濡れになって玄関に倒れていたらしい。

 そして、私の側には手紙がおいてあった。


 ちなみに手紙によると、濡れていた理由は、私を自宅まで運んだ誰かによる「水でもかぶって反省しろ」という意味らしい。意味がわからない。


 ともあれ、それはメインの話ではなく。

 手紙に書いてあったのは、私が倒れていた経緯。

 それを見て、両親は激怒した。


 目を覚ました私に、両親は手紙の内容の真偽を聞いてくる。


 言い逃れのしようがないと理解した私は、素直に経緯を話した。

 その途中で、何故か母が卒倒しそうになり、父は顔を真っ赤にする。


 そんな二人の様子を私はまるで他人事のように思う。


 最期に、父は手紙に添えられていた、私宛のメッセージを読み上げた。



 ――ありがとう。そしてさようなら。

 ――私の大切な、とても愚かな友人。

 ――二度と会いに来てはいけないわ。



「友人の、最期の助言を無駄にするな」


 父はそう告げて、母とともに部屋を出ていった。


   ・

   ・

   ・


 敬愛していたルツーラ様から裏切られた。


 何よりルツーラ様とはもう会えない。

 今更、社交に顔も出せない。顔を出してもどうせ村八分。私の居場所なんてない。


 もう家から出る理由が見いだせない。

 それどころか、両親もロクに会話してくれなくなったので、家にだって居場所がない。


 家にも居場所がないなら、部屋から出る理由もない。

 軟禁されていようとも、あまり関係はなさそうだ。


 私はもう何も出来ない。

 私は、どこで、何を、どう間違ってしまったのだろうか……?


 ルツーラ様に裏切られなければ、

 あの箱女がルツーラ様を破滅させなければ、


 ……ルツーラ様みたいにずっとそう思っていれば、何か見えるモノがあるのだろうか。


 ああ、そうだ。


 ルツーラ様も、あの箱女も部屋に閉じこもっていて、何かが見えるようになったんだ。


 なら私も、このまま、部屋から出なければ……二人のように……。


 そうして、私は両親から切り捨てられるまで、ずっと、ルツーラ様と箱女への恨み辛みを積み重ね続けるのだった。






 あこがれの人からの真意(おもい)は届かず。

 そのあこがれの人がこの結末を聞いた時、仕方なさげに嘆息したという。

 

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本作、第一部の悪役令嬢ルツーラによる魔性式の日からやりなおし物語。
そして引きこもらなかった箱入令嬢の物語でもあります。


書籍版【箱入令嬢シリーズ】
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[一言] かわいそうだけど、悪い意味で純粋すぎるなこの娘。
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