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悩める君たちへ  作者: にのまえひふみ
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Q,どうして勉強しなきゃいけないのですか?


こんにちは。僕です。


 これも一度は思ったことがあると思います。

僕も思ったことがあります。因数分解とかばね定数とかね。いつ使うねんって話。

日常生活に絶対に必要としないから何で学ぶ必要があるのか?ってなっちゃうよね。

 

 一部の職種を希望しない限り僕は必要でないと考えております。普通の商社に勤めたらまず役に立たないと僕は思う。勉強なんかしなくてもとても偉大で頭が切れる人なんてたくさんいますからね。

 だから僕は勉強が必要だと感じる人だけが勉強すればいいと思っています。勉強ってやっぱりあくまで手段であって目的では無いじゃないかな。いい学校に入りたいから勉強するのと同じ。高校や大学に入る意義が感じられなきゃ勉強なんてする必要はないのと同じだね。


 今の世の中って本当に豊かになって、みんなある程度の贅沢ができるようになった。みんな衣食住以外のものにお金をたくさん掛けるようになっているよね。つまりどういうことかというと、生きていく上で大事なもの以外にお金を使っているということなんです。無駄なものにお金使っているということでは無くて、そのものが人生をより豊かにできるからということにお金を使っているんだね。他の人が無駄だと感じるものでも君は良いものだと感じて購入したりする。つまり傍からみたら無駄にお金を費やしているように見える。だから意外と現代は無駄で世の中が回っているかもしれませんね。

 では、勉強することだってさほど無駄ではない気がしてきます。つまり人間にとって必要な無駄かもしれません。


 僕はたいして勉強はしてこなかった。でも今すごく勉強しておけば良かったと後悔するときがあります。勉強は若者の特権だとは言いませんが、勉強に時間を割けるのは若い今かもしれません。

 絶対音感って知っていますか?聞いた音が何の音階であるか分かるという能力なんだけど、本当に小さい頃に音楽についてのレッスンをしていないと身に付かないものなんだ。勉強もそれと同じ気がするんだよね。勉強の才能とかそういうお話じゃなくて、若いうちに勉強しておくと勉強そのものじゃなくて脳への発達だとか、色々な物事への見方、考え方がすごく達観していくような気がするんです。だからもっとこう次元を超越しているところ、君が普段生活していく上で何気ないところ、そういったところで勉強していたから役に立った、というのではなくて勉強していた蓄積で何も考えていないけど役に立っているということがきっとあると思うんだ。趣味にしても仕事にしても、直接は役に立っていないけれど君が考えもしない違う面できっと役に立つ作用が勉強にはあると思うんだ。

 だから本当は勉強なんてと言ってすぐに切り捨てて欲しくは無いんです。もちろん勉強において才能ってものはあるけれど、自分のできる範囲でいいから勉強していって欲しい。きっと君が考えもしないところで役に立ってくる。大学に入って企業に勤めてっていう社会のレールの上が幸せだとは言えないけれど、直接的には役に立ってくる。研究職や講師なら尚更だ。

 

 結局どんなことをするにしても学ぶ必要はあるんだ。何も聞かずにすぐできる人間なんていない。必ず勉強して覚えてっていう作業が必要になるんだ。そしたらまた新しい壁にぶつかってまた学ぶ必要が出てくる。だから実は一生勉強なんだ。学生でも社会人でも絶対に勉強しなきゃいけない。それが自分をきっと豊かにする。だから勉強ってのは自分の生きる意味を探すうえで大事なものなんだ。


さあ勉強しよう。頑張れ。僕も頑張るから。


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