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わるもの
いっぱい大好き。いっぱい大好き。
何度も何度も叫びました。
だってね、キミは希望でボクはその中で生きているのです。
その一生懸命でボクはわるものにさせられました。
知らない間に。落とし穴に落っこちました。
希望は絶望に変わり、星なんて降らない夜になりました。暗闇。絶望。この世の終わり。ボクの終わり。
捨てられた子猫がお腹を空かせて泣いてます。
あまりにもボクと似ていて愛おしくて抱きあげました。
子猫はこのままほっとけば死んじゃうよ。
ボクもこのままほっとけば死んじゃうよ。
わるもののボクはこの子猫と暮らしていこうと思ってます。