生きる意味
自分のの部屋のドアを開ける。
ギィ……
不快な音がして木製のドアが開く。
部屋を見渡すと、床に乱雑に置かれた荷物が目に入る。
「はぁ…」
私は一つため息をつくと、荷物を一つ一つ拾って中身を確認していく。
銃のカタログ、新品の縄、新品のナイフ…本。
私は本を取り上げると題名を見た。
「…"貴方がこの世に生きる理由"…」
そのままそのまま中身をぱらぱらと見ていく。
「…貴方を愛している人がいるから……貴方にしかできないことがあるから…」
嗚呼、買う本を間違えたな。
こんな本、全く当てにならないや。
できる事なら、この本の著者のとこに押し掛けて、こう問いかけてやりたい。
"誰にも愛されなくて、殺すことしかできない私の生きる意味は何?"
聞かなくても分かる。答えは、何も無い。
そこまで頭の中でそう考えると、何やら頬に生暖かいモノがついていることに気づく。
ごし、とこすると服には涙が染み付いていた。
「は、はは…」
なんで泣いているんだろう。
泣くな、お前に涙を流す権利などないだろう?
そう自分に言い聞かせ、やっとのことで涙を止める。
窓の外を見ると、私の心とは裏腹に、雲ひとつない青空が広がっていた。
[分かってたのに,こんなにも哀しいのは何故?]