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次日、山道にて
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『きつい・・・』
『だから言ったろう。今から帰るか?』
『嫌よ。馬鹿馬鹿しい。』
『何がだ。』
光鋭い山の道。
静けさが、ここだけ時に忘れられたよう。
『いいじゃない。で、今どの辺り?』
『もうすぐ例の分岐おおぉう・・・・!』
『何よ。言葉喋ってよ。』
『・・・・にゃー。』
『・・・・・』
『・・・・・足が滑ったんだ。気にするな。』
『滑ったのは足だけ?』
『・・・・にゃー。』
雪もまばらになっていて、歩きやすいには歩きやすい。
けど、足はもう、限界。
自分の体力が絵描き以下だという、事実。
『あぁあ。あぁ、いい天気。あぁあ。』
『悪かったな・・・・・』
『にゃーじゃないのよ。』
『はい、もうしません。・・・・お、ここだ。』




