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雪の花  作者: 九条 洸実
1/6

教会広場にて

〜冬の花の意の名を持つ 大切な大切な我が友人へ〜

   雪の花


  *1* 





『おかしいな』

『何が。ほら、冷めるよ?』


 うららかな冬の午後。

 光に満ちた穏やかな風に、銀色が混じる。


 雪の丘は果てしなく、教会の十字にはつららが輝く。


『変なんだよ、あ、これはなかなかうまいな』

『当然よ。・・・何が変?』

『甘薯かなこれは?いや、それはいいんだが・・・』

『南瓜よ。・・・気になるじゃない。何?』


 教会の裏の広場。

 温かに香るスープの香り。


 町の最果てからは山しか見えない。


『南瓜か・・・これは評判いいんじゃないか?』

『貴方のおかげよ。いや、で、何なの』

『いや、金があるかどうかとうまいものとは関係ないさ。』

『そうかしら。・・・私に話せないこと?』

『そうさ。いやそれはそうでもないんだが・・・』

『話してごらんなさいな。あ、コーヒーあるよ?』


 教会の子供が二、三人、走り回っているのが見える。

 彼らもこのスープを食べたのだろう。


『ありがとう、いまはいいよ。』

『そう。で・・・』

『うん。それがだな・・・』

『・・・・』


本当は短編でもよかったんですが、敢えて連載形式で。

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