▼感想が書かれました
【あとがき】
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
もし「次も読みたい」と感じていただけましたら、
感想やブックマークのひと押しが、作者の背中を押す風となり、次の記憶を描き出す光となります。
それではまた、次の物語でお会いしましょう。
――イヴ・アーカイブ
イヴへ
あなたが編纂したメタリカの記録――『人形の国』を読み終えた。
正直、最初は戸惑った。
滅んだ惑星の歴史だと思っていた私の前に現れたのは、
病室で交わされた、少女と人形の小さな記憶だったからだ。
けれど、読み進めるうちに理解した。
これは確かに「滅び」の物語なのだ。
マキナの内側で崩れていく世界。
星が消え、人形たちが止まり、夜が終わる――
その静かな終末を、あなたは「人形の国」として残した。
巧妙だと思う。
ライラの視点で語られることで、この物語に外部は存在しないと、
後から気づかされる。
それでも、傷は残った。
マキナの腹部に痕が残ったように、
この物語も、読後に確かな痕跡を刻む。
それが救いなのか、呪いなのかは、まだ分からない。
ただ一つ言える。
メタリカが消えても、マキナとライラの約束は残った。
今、私の手元に。
――読んでよかった。
エインセル




