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終末の異世界紀行  作者: 佐倉美羽
『天使の国』

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39/52

あらすじ

正義とは何か。

それを問い続けた男は、死後――天使に転生した。


現代日本の大学生だったヤマトは、死後「天使の国」で目を覚ます。

永遠の安寧を得る昇天か、天使として神に仕えるか。

彼が選んだのは、天使になる道だった。


だが、この世界の真実は残酷だった。

魂が昇天できるかどうかは、生まれた瞬間にすでに決まっている。

善行も悪行も、裁定には関係がない。


天使の役割は人を救うことではなく、

神の意志に従い、魂を回収するか消滅させること。

地上では戦争と虐殺が続く中、神は沈黙を貫いていた。


――それは本当に、正義なのか。


天使にだけ与えられた「神に異議を唱える権利」を求め、

ヤマトは天界の制度そのものに挑む。

思想と力がぶつかり合う果てに、彼が辿り着く結末とは。


善が報われない世界で、

それでも善の意味を問い続けた天使の物語。


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