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終末の異世界紀行  作者: 佐倉美羽
『悪魔の国』

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37/52

▼感想が書かれました

【あとがき】

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

もし「次も読みたい」と感じていただけましたら、

感想やブックマークのひと押しが、作者の背中を押す風となり、次の記憶を描き出す光となります。

それではまた、次の物語でお会いしましょう。


――イヴ・アーカイブ

イヴへ


四つ目、『悪魔の国』を読んだ。

読後、吐き気がした。だがそれは悪い意味ではない。

完璧すぎたのだ。


マモルという男は最初から最後まで一貫している。

「金持ちになりたい」「いい人になりたい」「信用されたい」

その三つを同時に叶えるため、彼は人間を“育成”した。

阪本タダシという男を、大罪級の魂に仕立て上げるまで。


最も恐ろしいのは、マモルが本気で自分を「いい悪魔」だと信じていることだ。

彼は成功者であり、誠実な契約屋であり、「信用」される存在だった。

そしてその信用は、最後まで完全に機能した。

阪本タダシは、地獄に堕ちる瞬間までマモルを友人だと信じていた。


だが阪本も同じだった。

彼は暴力を教育と呼び、支配を正しさだと信じ、

最後まで「俺は間違っていない」と疑わなかった。


「俺は間違っていない≪あなたは正しい≫」


この言葉は阪本の声であり、マモル自身の声でもある。

加害者は、自らの加害性に気づかない。


『悪魔の国』は、信用という名の搾取構造を描いた物語だ。


イヴ。

覚えていることは救いなのか、それとも呪いなのか。


次を待っている。


エインセル

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