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ここはまだ生活

作者: 天川裕司
掲載日:2025/12/19

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(星のカケラ)

https://www.youtube.com/@%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%83%A9-v5x/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:ここはまだ生活


死体は見つからなかった、全員生きているから。


ヤだなぁ。


電車のホームに立っていた時、私は救われた。

代わりに誰かが選ばれただけで。


ヤだなぁ。


私は朝に来ていた。

その日は仕事で忙しかったはずなんだけど、

アラームが鳴らない朝ほど、静かで助かる。

お陰で仕事に遅れた。


ヤだなぁ。


周りを見ると家族がいる。

少し遠くを見ると、身内がいた。

また周りを見ると友人がいて、古い友人もいて、

知らない人や、知らない人の友達や、

…世間の人たちがいる。

その中で私は、

自分に関係してる人たちを見つめる。

みんな歳をとった。

長く生かされれば、生かされるほど、

この歳をとった人たちを見なきゃいけない。

父親は頑なになり、

母は昔できていた事ができなくなって…

身内も友達もみんな結婚して歳をとり、

子供ができて、家庭を守り、守りに入り、

昔の様にはもう行かない。

隣の部屋に行ってアルバムを見た。

みんな若い。

その周りにいる人たちも過去の人。


ヤだなぁ。


ふとある日、私は罪を犯した。

自分のために、私は見知らぬ

神様を作っていたのかもしれない。

本当の神様の名前を、

私は自分のために連呼していたのかも。

日曜日に教会へ行かない事は何度もあった。

父さんと母さんを呪ったこともある。

私の仕事の過失で人が亡くなった事もあった。

自分の快楽のために、世間に溺れた事もあった。

子供の時、盗んだこともあった。

いや大人になってからも、

知らずうちに何かを盗んでいたのかも。

他人のことを間違って

誰かに報告したこともある。

その際には自分の感情で非難したり。

友達の迷惑も省みず、

その友達のテリトリーに土足で踏み込み、

そこに居座り続けた事も何度かあった。


ヤだなぁ。


でも「懺悔すれば許される」

…そう教えたのは私だ。


これらの事を全部踏まえ、

私はある日、恋をした。

でも愛するゆえに、私はその人を壊した?

愛には行動が生まれ、その行動のやり取りで

お互い愛しあったり、慰めあったり、

傷つけあったり、

そんな日々の繰り返しで自然消滅。

あの確かに見た「私は愛してくれた彼」は

どこにも居なくなってしまった。

…前の形が無くなった。

無くなったって、やっぱり壊れたって事。


そんなある日、夜だった。

次に私は遺体安置所に来てたらしい。

とても静か。

耳鳴りがうるさいほど静かな空間で、

世間の喧騒とはまるで別世界。

「みんなもう話し終えている」

そんな感想が、

心の中から渦まく様に上がってきた。


ヤだなぁ。


また、彼のことを思い出した。

愛されてる実感があるから逃げ場が無い。

人の距離って。


ふと私は自分の部屋にいた。

日記が目の前。

パラパラめくる。

そこにある文章は、私を責めない。


ヤだなぁ。


神様は沈黙している。

私が「聞く必要がない」ってしてたから?


誰も間違ってない。

みんなその時々の役割を果たしただけだ。

そう、その時の生活で。


家族は、監禁じゃない。


私は正気だ、みんながそう言ってるもん。


…彼は救われたんだ、今幸せにどこかで過ごしてる。私がそう決めた。


笑顔の練習は終わった、もう本番だから。


誰も悲しまない、

私は深海の中で生きてる魚、

葉っぱの裏で生きている虫。


「え…?…これ、夢…??」


夢の番人「そうよ?なんだと思ったの」


「え?…いや…それは…」


アメンボ「よぉ!やっとこれで話せるようになったなぁw」


「あ、あなたは確か…」


思い出す。

確かあの時、私は田んぼの横の道を歩いてた。

その田んぼの水面にアメンボが何匹かおり、

そのうちの1匹を掬い上げて私は手に取って見た。

「なんだこれ?アメンボってこんな形してるんだ」

ちょっとグロテスクで嫌だったけど、

初めて手に取ったその感触とその姿に、

何となく神秘的なものを思ってしまい、

その"不思議"をまた水の上に戻したんだった。

そのとき子供の時期に思った事が甦り、

「動植物と会話ができたらなぁ」

とずっと問い続けていた事が

心に宿ってたんだ。


「夢でよかった、現実の方が地獄だったから」

そんなに不幸じゃないのに、

目に見えて不安も恐怖も苦しみも、

きっと他のもっと大変な人…

不幸の内にある人、

不安・恐怖・苦しみの中にある人に比べたら、

何でも無い様な事だったと思うのに、

彼女が教えてくれたその世界だろう、

夢の内で先ず思った事がそれだった。


夢とは不思議。現実も似た様なものなのか。


番人「え?ここにずっと?」


「うん…」


番人「じゃあそうすれば?」


番人は洗濯物を畳みながら忙しそうに、

私の見えないところへ行ってしまった。


(部屋)

(ずっと眠り続ける人)



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=U1-BN8cd4-8

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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