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第6話 退院

食事の時魔石の量が大量に増えた。

ご飯を食べているのか魔石を食べているのかと問われれば、俺は魔石を食べていると答えよう。

昨日、結局看護師さんに外し方を教えて貰おうと思ったが教えてくれなかった。

どうにも看護師さんも知らないらしい。

で、看護師さん経由で文華ちゃんに外し方を聞いたが教えてくれなかった。

代わりに部屋に大量の魔石が届いた。

気失う前に食えって事だ。



---



かれこれ1時間ほど魔石を食べた。数にして10ぐらいだろうか?

ようやく満たされてきた。こんな生活が一週間も続くとは…



---



一週間後

はじめの10倍近い魔石を食べることが出来るようになった。

今は魔石をそのまま飲み込んでいる。

100個程飲めるが、俺の体一体どうなってっるんだろ、ほんと不思議だ。

手足も動くようになってきた。

最初は全然ダメだったが足を組んだり、無駄に足を挙げたりしていたら次の日には歩けるようになっていた。

ちょっと疲れるけど、痛みもないし結構満足してる。

手の方も元々右利きだった為、右で箸やペンを持って練習していると3日目ぐらいから割と不自由なく使えるようになった。

もうこのまま退院出来るな!


コンコン


「小鳥遊君いるー?」

医者と文華ちゃんがやってきた。

「はい」

「今日で退院だけど調子はどうだい?」

「ええ、とてもいいですね。上々です。」

「そうかい、それは良かった。」

「小鳥遊君、義肢の付け替えするねー

トレーニング用の持って帰られても困るし、小鳥遊君もいらないでしょー」

そう言って文華ちゃんはサッと義肢の付け替えをしてくれた。

トレーニング用の義肢を外した瞬間、身体が物凄い楽になった。

軽くなったし力が逃げるような感じもしない。

改めてよくやったと自分を褒めてやりたい。


ガチャ

「はい、くっついたよー後は特に問題がなければ私の仕事はほぼ終わりさ」

少し動いてみる。


凄い!マジで凄い‼︎

力が溢れるようだ。指も自然に動く。足も軽い。

「凄い!凄いよ文華ちゃん!感動だ!まるで自分の手足の様だいや、元の手足より何倍もいいよ‼︎」

「そうでしょうそうでしょう。若いっていいなぁ成長が早い!」

医(藤原さんの事文華ちゃんと呼ぶとはこいつチャレンジャーだな)



---



嬉しくてしばらく動き回っていたが、途中で今日退院する事を思い出し荷物をまとめた。

荷物をまとめる時、財布を見つけてそーいや事故る前パチンコで負けたなぁと思いながら財布を開くと大量の諭吉さんがいらっしゃった。

え、これ俺のじゃねえ

そう思ったが俺の免許証とコンドームが入ってて、ああこれ俺のだわってなった。



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