三章キャラクター設定
001
【名前】一条奏。
【年齢】16歳
【身長】168cm
【髪・瞳】黒髪・紫色。
【クラス】一年E組
【超能力】引力。
――“能力吸収”
――“能力解放”
――“闇屑星”
――“闇屑流星群”
【前世】ミリオン。
【秘めた力】終焉。
主人公。
第三章「覚醒編」にて赤城涯に渚を目の前で殺されたことによって覚醒の条件を満たして、精神が不安定となって心の中にいる終焉と入れ替わってしまった。
そして、入れ替わりに心の中で前世の自分――ミリオンと邂逅を果たすと自らを知ることが出来る。更にミリオンと契約を結んだことによって今まで秘めていた力が暴発した。
一条奏には「勉学」と言う気質があり、ミリオンには「戦闘」という知識を持っている。
そして、終焉には「能力」という覚醒が備わっている。全てを認め合うことで初めて本当の強さを得る。
目覚めた時、第六感を開花させる。
終焉を酷く使用した副作用で髪の毛が異様なまでに伸びる。
三章の最後に告白をして見事、佐藤真桜と付き合うこととなった。
【終焉モード】
外見は一条奏だが、全身が黒く覆われ、蠢くような闇に支配される。
【ミリオンモード】
入谷幸平と戦った際に登場。瞳の色が紫色から青緑色に変色し、普通の奏とは一味違う力を扱える。
004
【名前】鳶姫伊御。
【年齢】16歳。
【身長】178cm
【髪・瞳】金髪・鳶色。
【クラス】一年E組。
【超能力】重力操作 → 視稽古。
【組織】ヴァイスハイト → ???
“ヴァイスハイト”第二席。だが、実は機密情報を手に入れるために潜入していた。
神代学園一年E組に所属していたが、とある目的のためだったので事件後は自主退学。
今まで伊御の能力だと思われていた「重力操作」は、本来の超能力ではなくて視た超能力を複製できる。記憶を思い浮かべ、能力名を告げることで力を発動できる。
大切な人を生き返らせるために世界をまたにかけて、或るものを探している。
そのために集めた同士と共に【GRIMOIRE】という魔導書を探すために動き始めた。
005
【名前】長門京子。
【年齢】16歳。
【身長】174cm
【髪・瞳】銀髪・銀色。
【クラス】一年E組。
【超能力】暴風振動。
親友、間宮渚を一度、目の前で殺されてしまったことを後悔して、奇跡的に生き返った時に二度と彼女を見殺しにはさせまいと自らの力を再認し、新たな力を得る。
新たな力「暴風衝戟」は矛と盾、二つを兼ね備えた攻防を扱う。
006
【名前】間宮渚
【年齢】16歳。
【身長】159cm
【髪・瞳】黒髪・黒色。
【クラス】一年E組
【超能力】神聖の瞳。
――――“プロビデンスの目”
覚醒編の中盤、赤城涯によって腹部を貫かれて絶命状態の危機に陥った。
その際、意識が別の所へと飛び、自分の持っている超能力について明確な事実を知った。
聖天使「ソロネ」と言う、十二人いる聖天使の内、一人の加護を受けている。
渚は超能力者ではなく巫女さん、シャーマンと似た様な分類に属する。遺伝子で与えられた「才能」ではなく、神が導き出し、与えた「加護」である。
そして、自分の力と向き合い、秘めた力「プロビデンスの目」を開花させることになった。
プロビデンスの目で見たものの能力は愚か、行動、口調、口癖、などを完全に模倣する瞳。
残されたキーワードを奏に話そうか、少し迷っている。
「女神の匣」。そして、「聖天使の加護を受けた十二人の少女」。
013
【名前】宮村小町
【年齢】16歳。
【身長】178cm
【髪・瞳】黒髪・黒色。
【クラス】1年A組。
【超能力】風。
公園での一件以来、めぐるとの間に少しだけ、ぎくしゃくとした空気が流れ始めた。
014
【名前】内田瑠璃。
【年齢】16歳。
【身長】159cm
【髪・瞳】黒髪・黒色。ツインテール。
【クラス】一年S組。
【超能力】創造。
【異名】創造。
親友である、木通、陽炎と共に創りだした友情の証「アルカの剣」。
聖を司り、邪を払う。
ただし、一人では創れないほどの消費量を使用するため、木通の協力が必須となる。
なお、木通、陽炎に一切の恋愛感情は持ち合わせていない。
024
【名前】無道木通。
【年齢】16歳。
【身長】174cm
【髪・瞳】白髪、赤色。
【クラス】一年E組。
【超能力】能力支配者。
【異名】頭脳。
【組織】イージス。
中等部の頃はS組に所属していた“最悪の世代”の一人。
全ての能力を無効化する能力。発動条件、その能力名、そして能力説明を使用者に告げる。
何故、杖を突いているのかは瑠璃、陽炎にも喋ったことがない。
イージスという独立した組織に所属し、その中では参謀的な立ち位置に属している。
025
【名前】日向陽炎。
【年齢】16歳。
【身長】168cm
【髪・瞳】黒髪・赤色。
【クラス】一年S組。
【所属】元ヴァイスハイト。
【種族】吸血鬼。
――「高速自然治癒」
――「虚血の羽衣」
――「黒血の瞬息」
【異名】剛毅
普通の人間ではなく吸血鬼の父と人間の母の間に生まれたハーフ。
それまで欧米諸国の吸血鬼しかいない小さな村に住んでいた陽炎は日本人の母に連れられて中学一年生の頃に神代学園中等部に特別編入をした。
そして、すぐにハイテンションガールの瑠璃と当時はまだ杖をついていない木通と出逢って楽しい生活を過ごしていたが、或る時を境にその歯車は狂い始める。
自分に能力がなく、ただの忌まわしい血の力しかない陽炎は近くにいた木通と無意識の内に比較するようになってしまい、不甲斐なさと無能という文字に押し潰された。
力が欲しくて“ヴァイスハイト”に入り、木通を超すためだけに過ごしてきた。
そして、自分が如何に愚かなことを考えていたことに気づき、目を覚ました。
三人の中では一番の怪力で常に特攻隊長的なポジションをしている。
黒血の瞬息は陽炎が持つ技の中で最も速度と攻撃力が低い循環能力。
なお、瑠璃には一切の恋愛感情は無い。
027
【名前】粟木一徹。
【年齢】23歳。
【身長】186cm
【髪・瞳】金髪・黒色。
【超能力】万物を直す。
【所属】イージス。
金髪で切れ長の目と、おっさんのような実年齢よりも若干老けた顔が特徴。
顎から口元に掛けて無精髭が生えている。
ヴァイスハイトの時は悪役を演じ切っていたせいか、常に煙草片手に白色のスーツだった。
しかし、本当は神代学園にあるイージスが経営している病院の医師を務めている。
都市伝説と化した「何でも直す男」とは彼のことである。
能力は手に触れた物質を直す、治すことのできる能力。しかし、人間を生き返らせることは不可能である。
渚の生きていた理由は死に直結させる傷を治したから。
木通と同じイージスに所属しているせいもあって、彼とは仲がいい。
最近、実年齢よりも歳が高く見えるらしく、診察にくる人に同情されることもしばしある。
028
【名前】黒崎龍一。
【年齢】105歳。
【身長】181cm
【髪・瞳】黒髪・黒色。
【超能力】なし。
【組織】ヴァイスハイト。
【異名】黒龍。
“ヴァイスハイト”の一席。
超能力は持っていないが地球最強の生命体、龍神族の末裔。
ただ、個体種は少なく龍一も両親以外、龍神族の仲間を見たことは無かった。
ひとたび龍に変わると獰猛な性格となって敵を喰らうまで殺し続ける。
木通、瑠璃、陽炎の友情パワーによって創られた「アルカの剣」によって斬られて死亡。
029
【名前】姫宮アゲハ。
【年齢】22歳。
【身長】162cm
【髪・瞳】金髪・緑色。
【超能力】未来予知。
【組織】ヴァイスハイト。
“ヴァイスハイト”の三席。
過去に両親に捨てられた記憶から、自分の能力を嫌い、頼れる人を探して組織に入る。
しかし、数年が経って捕まった真桜と出会い、奏の話を聞くと今までの自分が馬鹿らしいと思った。
そして、その後、未来予知で自分の「死」が悟られるがそれを払拭するために奏に協力をする。
最後の抵抗で昴と邂逅するが、努力も虚しく、儚く散った。
030
【名前】入谷幸平。
【年齢】23歳。
【身長】174cm
【髪・瞳】金髪・青色。
【超能力】暴風装甲
【所属】ヴァイスハイト。
“ヴァイスハイト”の八席。
圧倒的な攻撃力を誇り、一撃の強さだけでは“ヴァイスハイト”の中で最も強い。お調子者。
しかし、奏の人格「ミリオン」によって殺された。
031
【名前】紫原昴。
【年齢】20歳。
【身長】184cm
【髪・瞳】紫髪、紫色。
【クラス】三年S組。
【超能力】???
【所属】ヴァイスハイト → クロノス。
【異名】影の支配者。
第三の主人公。
神代学園三年S組。だが、二年ほど留年している。
その全貌が謎だった存在。全てが謎に包まれ過ぎていて混沌と言われる「JOKER」。
奏の拳を軽く受け止めたり、瞬間移動のように物体を移動させることが出来たり、と普通は考えられない現象ばかり起きている。
目的は「ソロモンの鍵」と「女神の匣」を揃えて、世界を塗り替えること。
謎多き組織「クロノス」のリーダーでもある。
032
【名前】アリス。
【年齢】9歳。
【身長】131cm
【髪・瞳】白髪、白色。
透き通るような白い肌、絹糸のように細やかで繊細そうな白い髪、背は低く、
まだ十歳にも満たない。童顔で白のワンピースがよく似合った、ここにいてはいけない、
さながら天使のような幼女。
謎が多く、昴が全てを集めようとしている原因でもある。
033
【名前】天原佳織。
【年齢】23歳。
【身長】164cm
【髪・瞳】黒髪、黒色。
【超能力】???
【所属】ヴァイスハイト → クロノス。
能力研究の第一人者、とも謳われている科学界では有名な才女。
しかし、同世代の一人の「天才」によって奇しくも陽射しを浴びることは少なかった。
ただ、実力的には確かでリーダーである昴の目的のために真桜の能力を分析し、新しい糧として行った。
美人で才女、そして周囲を纏める力もあることから、実質的な指揮は昴が取るがそこまでに至る過程まで導いたりするのは彼女の役目であったりもする。
歪んだ天才の多いクロノスの中で唯一の常識人。
034
【名前】赤城涯。
【年齢】23歳。
【身長】188cm
【髪・瞳】赤髪、赤色。
【超能力】炎。
【所属】ヴァイスハイト → クロノス。
【異名】殺戮の帝。
赤城家と縁を切った「強すぎた男」。
強すぎたが故に家に潰されて追い出される。その際に紫原昴と出会い、自分よりも強い人に出逢ったことと、彼には一生勝てないと判ったのか、それ以来、昴に着き従う。
実力は相当なもので赤城家でも系統の幅が広く、赤城家の中で唯一、マグマを扱える。
人を殺すことを何の躊躇もなく行う。
ちなみに方向音痴。
035
【名前】月凪秋水。
【年齢】23歳。
【身長】191cm
【髪・瞳】赤茶髪、茶色。
【所属】ヴァイスハイト → クロノス。
現在を生きる侍。語尾に「ござる」のつく今時珍しい人種。
しかし、ひとたび剣を握れば右に出る者はおらず、国内最強、海外に出ても通用する。
赤城涯とは犬猿の仲でことあるごとに勝負を吹っかけて競い合う。
第二章に出てきた月凪暦の実兄である。
036
【名前】皇小夜子。
【年齢】23歳。
【身長】157cm
【髪・瞳】黒髪・黒色。
【超能力】時を自在に操る。
――「永刻の凍結」
【所属】ヴァイスハイト → クロノス。
【異名】時を司る王族。
真っ白な肌、それに似合う漆黒の長髪。
口癖が「ですわ」。
ゴスロリ服を愛用し、品が高く、王族の子孫。常に日傘を差している。
時を自由自在に操ることができる能力を持っている。
しかし、これを扱うことによって少しずつ代償が支払われる。
百合。
037
【名前】獅子島十三。
【年齢】23歳。
【身長】196cm
【髪・瞳】白髪・白色。
【超能力】迅雷霹靂
【異名】雷帝。
白髪でオールバック、死んだ魚のような瞳をしている気力のない青年。
しかし、人を殺すことが大好きで彼の持っている懐中時計に基づいて十三分以内に対象者を殺す、という自分ルールを持っている。
人間を超越した身体を持ち、身体自体を雷に変換できることも可能。蓄電も出来る。
雷に関して右に出るものはいない。
038
【名前】千条秦花。
【年齢】?歳。
【身長】170cm
【髪・瞳】赤髪、赤色。
【所属】ヴァイスハイト → クロノス。
終盤に登場してきたクロノスのメンバー。
或る情報を収集していたこともあって、ヴァイスハイトのメンバーではあったが機械島には一度も行ったことはなかった。
赤色よりも、深く濃い、深紅の赤髪が首元で綺麗に切り揃えていて顔の右に十字架の焦げた痕がある。
そして何よりも、印象に残るのは彼女が来ている服装。抜群のプロポーションを最高な形で見せるかのように身体の線がしっかりと出ているチャイナ服を着ていた。
けったいな大阪弁をつかう。
039
【名前】空閑双月。
【年齢】16歳。
【身長】170cm
【髪・瞳】黒髪・黒色。
【クラス】一年E組
【超能力】悪改造。
【異名】完全悪主義者。
網走学園の生徒。
網走特有の学ランを着ていて、常に皮肉めいた口調を好んで使う。
キャラを作っているので本来の彼の素性は奏も知らない。
中学の頃は奏と共に同じ普通中学に通っていたが、ある事件をきっかけに母方の実家、北海道へと転校。
他人に嫌われるタイプで、非常に惚れやすく、冷めやすい。
悪役がカッコイイと思っている中二的な性格をしている。
奏とは唯一無二の親友だと思い込んでいる。
助けに機械島へとやって来るが実は転入届を出すために神代学園に行った際、奏にメールで呼ばれた。
悪改造。
能力:相手の能力を奪い取って、自分自身専用に改造を施す半ばチート的な能力。
ただし、目に見えている物、以外も使うことが出来る。
しかし、これを使用すると体力の消費が半端ではないらしく、本人はあまり使いたがらない。
例:「雷」→「黒雷」
【用語設定】
【ヴァイスハイト】
能力を管理している六大都市の中枢に構えている七式家にゆかりのある組織。
七式家の多くが資金提供をしていて、その研究は謎に包まれている。
実は「天然性能力」ではなく「人工性能力」を開発している。
伊御、紫原禊など多くの七式家の人間がここに所属している。
他にも色々が学園で名をはせていた生徒、能力の珍しい生徒を金で買収して雇っていた。
【クロノス】
紫原昴がまだ、ヴァイスハイトに引き抜かれる依然から世界をまたにかけて数々の悪行を行ってきた少数精鋭組織。
初期メンバーは全員、ヴァイスハイトに所属することとなって残りの人達は集団行動を嫌い、クロノスには所属しているが主に個々の仕事をしている。
裏の世界では有名な組織で任務の際に彼らと遭遇した場合には必ず死ぬ、と言われるほど絶対的な権力を持っていた。
ただ、数年前に突如、裏舞台から消え、そして、今、再活動する。
【イージス】
秘密組織「イージス」という組織は世間一般で認知はされていない。
当然だと言えば当然なのだが発足させたのは日本政府自体ではない。
ある一人の正義感の強い政財界の人間が己の地位を強めるために自らの財力を用いて、他の人達が想像もしなかった「超能力特殊部隊」を創り出したもの。
だから、イージスと言う組織は何物にも染まることのない「黒」。
目的のためならば、手段を択ばない全てを飲みこむ「闇」。
その男は死後もなお、逆らうものはおらず、日本政府も下手に手を出せない地上類をみないほどの裏権力者だった。
イージスはクロノスのように少数精鋭組織ではない。
数々の専門分野に特化した人間を集めた組織ではあるが、人数は全員で二十名にも満たない。
その中で無道木通は「参謀」。
粟木一徹は「情報収集」の役目を担っている。
ちなみにイージスの所長は一条奏に逢いたがっている。
【ソロモンの鍵】
鳶姫伊御、紫原昴などから度々、出て来る言葉。
その正体は今だ判明せず、奏は作者不明のヨーロッパの古典的魔導書であると予想している。
ただ、このソロモンの鍵は単体では意味がない。
【女神の匣】
聖天使の加護を受けた十二人の少女が開けることのできる匣。
紫原昴がソロモンの鍵同様にこれを狙っている。
謎に多く包まれていて、今の所はなんのことかはわかっていない。
【GRIMOIRE】
日本語で魔導書の意味を持ち、鳶姫伊御が次に狙おうとしている。
伊御の仲間の「クロノワール」と「バトラー」曰く、二人は魔導書と少し縁があるらしい。
ヨーロッパ地域にあると言われている悪魔の書だが現物を見た人は少なく、その全てを携える知識を持った少女がいると裏の世界では噂されていた。