表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話  作者: TB
アフターストーリー『なんとなく家に戻ろうとした俺が世界を間違っちゃって、強くてニューゲームで頑張る話』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

123/134

第123話  Everything in the dungeon company


「俺さぁ会社立ち上げることにした。織田さんと和也は俺の会社に所属して欲しいんだけど無理かな?」


 と、横田の基地に戻ってきて、すぐに考えていた事を言ってみた。


「会社ですか? 何をするんですか?」


「まぁ俺が出来る事なんか、限られてるさ。当然、世界中のダンジョンを討伐する」


「岩崎さんなりの考えがあって決めた事なら、異存はありません。参加します」


「一応颯太と達也の許可を貰うな。【DIT】の東雲さんと鹿内さんにも参加して欲しいからな」


 横田基地内の事務局に行き、颯太と達也に俺の考えを話した。

 職員の引き抜きをする形になるから少し気が引けたが、二人共賛成してくれたので助かった。


 鹿内さんと、東雲さんの件も本人を呼んで、本人の意思次第で決めてもらい、【DIT】としては協力してくれると返事を貰えた。


 向こうの世界では俺の秘書官としてやってくれていた東雲さんは、少し育てれば戦闘力も非常に高いし、向こうの世界でも俺の資金を活用した世界的企業を作り上げた鹿内さんの手腕は言わずもがなだ。


 早速【DIT】本部から鹿内さんと東雲さんを呼んで、話を聞いてもらった。


 この世界では今までほとんど会話をした事も無かったので、本人たちも何故自分たちが呼ばれたのか不思議そうだったが、俺の考えを話して国境を超えた討伐活動を円滑に行うために必要な会社の設立という事には賛同をしてくれて、二人共、俺の会社に参加してくれる事になった。


 まぁ俺は会社の設立だとか、そういうことに関しては限りなく素人だから鹿内さんと東雲さんに会社設立の事務手続きとかに関しては全てお願いする事にしたんだけどな。


 現時点では、二人共まだダンジョンには潜っておらず、レベルも二人共一のままだった。


 会社の本拠地をどこに置くかで颯太に相談してみたが、ぶっちゃけて言えば転移門があるんだから、どこでも同じなんだよな。


 ただ……各国から依頼の関係で要人が訪れる可能性も高く、広い範囲で敷地が隔離した形で取れる場所がいいので、航空路が壊滅した現在では、無用の長物に成り果てていた、関西国際空港の敷地を買い取ることにした。


 この場所は【D44】が出現したことにより、モンスターも多く存在しているが、通じる道が一本だけなので、討伐さえしてしまえば、逆にすごく安全な場所となりえる。


 今後世界の交通網という側面で、航空機が主役に復帰する事はあり得ないので、非常に低価格での取得が可能なのも魅力だ。


 雪と和也と織田さんを連れて、【D44】関空ダンジョンを攻略しに向かった。

 初日に二十五層、二日めに四十四層まで討伐して、この場所を開放する。


 三日目に一度関空の敷地内のすべての建物を撤去し、隠れていたモンスターも全て討伐して完全な更地とし、関空の敷地に本社ビルを建てた。

 必要な資材は関空の建物の瓦礫を使って十分に足りたし、以前俺の世界で北九州特区を開発した時の中央庁舎と同じ建築物を建てる事で、設計図の問題もクリア出来た。


 元々インフラは通っていたので、繋ぎ込みも問題なく行えた。


 住居に関しては、当面ホテル暮らしでいいかな? 


 本社ビルが出来上がったことで、俺達の会社『Everything in the dungeon company』通称【EDC】を正式に発足した。


 【EDC】としてまず最初に取り組むのは人材の補充だ。

 マイケルに連絡してみると、二つ返事でチームごとグリーンベレーを除隊して、参加すると返事を貰えたので、その日の夜に、N.Yに転移門を繋いで迎えに行った。


「マイケル。まぁ頼んだ俺が言うのも変だが国とかそれでいいのか?」


「OSAMUがいなかったら、L.Aなんか終わってたよ。アメリカはもうダンジョンが無いから、大きなスタンピードが起こる可能性は、今までに比べると比較的低いし、それよりもOSAMUと行動していたほうが、絶対楽しいからな。ステイツで、もしスタンピードが起こったとしても、連絡さえ貰えれば迅速な対処ができるね。

 前に新潟に行った時思ったよ、連絡が入ってから三十分後には討伐を始めるとか、俺達が国内でどんなに頑張っても出来ない。

 結局OSAMUと行動するのが一番アメリカを守る上でも正しい選択なんだ。迷う必要なんて無いぜ」


 次はノーム達を考えたが、彼らはムンバイで難民保護という大事な事をやっている。

 俺が替りにやる訳にもいかないので、ノーム達の件は保留だな。


 だとすれば、フランス行ってみるか? アンリはレジオンにいるはずだ。

 あそこは人材補充に関してはプロだ。

 外国人旅行者が気がつけばレジオンと三年契約結ばされていたなんて話が、冗談でなく普通にあるって噂だしな。


 俺達の会社の主な顧客は、各国の政府になる。

 討伐を受注する金額は、当事国の政府との交渉次第だ。


 早速世界に向けて、発信する必要があったので、鹿内さんと東雲さんに、ホームページの立ち上げを頼み、ダンジョン攻略、スタンピードの対応をするという内容で打ち出した。


 これだけだと嘘くさいよな? と、思ったのでマイケルに頼んで全米に放送を行う大手テレビ局に、情報リークをして、ニュース番組で取り上げてもらう手筈を整えた。


 日本でも颯太からの伝手で、記者会見をしてもらう事になって、俺の居なくなった後の状況を考えての人事にするべきだと思い、 


社長  織田さん

副社長 鹿内さん


専務  和也

常務  東雲さん


 の体制で、俺とマイケルは営業部長、メアリーは課長、グリーンベレーのメンバーはすべて係長待遇とした。


 まぁ平社員はいないんだけどな! 無駄に本社ビルはでかいから、織田さんと鹿内さんにやりたい事業は任せて好きにやって貰おう。


 お金は必要なだけ、魔導具を颯太に売りつければいいしな。


 当面の事業内容は、ダンジョンやモンスターの討伐。

 防衛都市の区画整備を基本事業として行う。


 とりあえず安全な区画を用意して上げれば、開発は各国が行うだろうし、そこには雇用も発生するから、経済活動も活性化する筈だ。


 そして翌日、霞が関の【DIT】本部「旧警察庁庁舎」前に記者会見の会場を用意してもらい、その場所に転移門を用意して、まずアメリカのテレビ局のクルーを転移門でこちらに移動してもらった。


 一般の人々に、転移門の存在を初めて知らしめた瞬間だ。

 インパクトは在ったと思う。


 アメリカと日本の報道陣が揃った所で、俺達【EDC】の本社がある、旧関西国際空港空の敷地に全員を案内した。


 ダンジョンのスタンピードにより廃墟となっていた筈の関空が、綺麗に整地され立派な本社ビルが建てられた光景は、報道陣にも十分な衝撃を与えたはずだ。


 そしてこのレベルの整地を、ダンジョン討伐とセットで行う事も出来ると打ち出した。


 恐らく、世界中から要請が舞い込むはずだ。


 きっと転移門がめちゃ売れるんだろうけど、前田さんも来てもらったほうが良かったかな? まぁ【DIT】の主要メンバーをこれ以上引き抜くのは、無理があるか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ