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なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話  作者: TB
アフターストーリー『なんとなく家に戻ろうとした俺が世界を間違っちゃって、強くてニューゲームで頑張る話』

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第109話 六本木ダンジョン

 【D3】道頓堀ダンジョンに戻った。

 転移門を回収して早速討伐を始める。


 信長が魔法職だったので、織田さんもその方向性で育てる事を薦めた。

 しかしまだレベル三だよこの人。


 二層に向かう階段が現れる頃には、織田さんもレベル五を超えていた。


 早速JOBを開いてもらうと


JOB    必要ポイント

黒魔法使い 5

青魔法使い 10


薬師    10

鍛冶師   10


黒魔導師  30

侍     30


錬金術師  40

魔導具師  40


賢者    50


第六天魔王  99


 ぉお99ポイント職あるじゃん。

 しかも第六天魔王とか、これは信長の覚醒職だった筈だな。

 きっと織田さんは信長並に強くなりそうだ。


 和也が探索系のJOBに特化しているし、もう一人物理系のメンバーが居たほうが良いかな。


 織田さんがJOBを獲得した後は、順調に3層まで進み、ダンジョン討伐は終了した。


 信長のコアを宿した織田さんが、ダンジョンマスターとなった。


 取り敢えず今日は隣接する大阪防衛都市で宿を取り、三人で打ち上げをする事にした。

 食事はホテルで取り、雪を寝かせて、夜の街に繰り出し、懐も温かいので、大阪の夜を堪能した。


 織田さんは信長が宿って更に、夜の帝王としてパワーアップしたみたいで、綺麗なお姉さんが揃ってる店を出た後は、しっかり約束を取り付けてて「では又明日」と、颯爽と消えていった。


 俺は和也と二人「織田さん凄いな、男としてあの女性を口説くテクニックに憧れた」と言う会話をしながらホテルへ戻って行った。


 明日は六本木ダンジョンの予定だ。

 今日の【D2】と【D3】とは違い【D47】のダンジョンは、急いでも二日は掛かる。

 その代わり和也と織田さんは大きくレベルを上げてその後のダンジョン攻略は楽になると思う。


 翌日、朝の八時にホテルのロビーで和也と、妙にスッキリした表情の織田さんと合流して、雪と四人で朝食を取り転移門で織田さんの【DIT】の執務室へ行った。

 

 【DIT】の本部へ着くと、達也が退院して出勤して来ていた。


「岩崎さん。ありがとうございます。俺も理と呼ばせてもらっていいか?」


「ああ、それで構わん。達也元気になってよかったな。ダンジョンは俺達がなんとかするから頑張って復興を進めてくれ」


「和也。しっかりと岩崎さんを補佐してやってくれ、織田さんも頼みます」


 早速、今日の予定通りに六本木の攻略に向かうことにした。

 ダンジョンに入ると民間の探索者が一層に居た。


 この【D47】六本木ダンジョンはまだスタンピードを起こしてないので、比較的安全に狩れるからな。


 俺達は、一層の中心部分に進んで階段出現条件を鑑定した。

 同一種の連続三十匹の討伐か…… ゴブリンのみを狙うことにして出現条件を満たす。

 

 階段が出現したのを見た一般の探索者が集まってきた。


 「ダンジョンに階段が現れるなんて初めて聞きました。何か条件とかあるんですか?」


 と質問されたので、「探索系のJOBを育てて、中央部分でダンジョンを調べると条件は解るようになる」

と教えてやった。


 まだ若いグループで、男女二人づつの探索者で、レベルは十まで育てていた。


 ちょっと興味を持って、「自己責任で構わないなら下の階層まで潜るけど付いてくるか?」と声をかけた。

 四人は少し相談して「「「お願いします」」」と、言ってきたので、連れて行くことにした。


 真司、健太、真弓、慶子と名乗った四人をパーティに加え、下の階層に潜っていく。


 四人共高校生の年齢だが今は学校は休校状態だそうだ。

 そう言えば翔達はこの世界では無事にやってるのかな? 血縁者との関わりは、タイムパラドックスの危険があるから、会いにいくのは辞めたほうがいいな。


 織田さん用に、ヒュペリオンと同じタイプの魔導銃を作って見たが、低階層なら十分通用しそうだな。


 和也は高い敏捷を生かした、短剣術が主体の戦闘スタイルだ。

 もう少しレベルが上がってきたら忍者JOBを取得するので、二刀流用の刀を準備してやるか。


 戦闘自体は、ほとんど九尾の狐形態の雪が行う。

 真司達のPTは、雪の戦いを見ながら感動して必死で付いてきている。


 五層の中ボス戦を迎える。


 中ボスはレベル七十五のオーガだ。


 その姿に、真司達はビビって足がすくんでいた。


 まぁいきなりあれを見たらしょうが無いな。

 雪が瞬殺した所で、昼ごはんを食べるために、転移門を使って一度外に出ることにした。


 みんなのレベルも三十五まで上がっている。

 恐らく颯太のレベルが三十だったので、このレベルでも、この世界ではトップクラスになっただろうな。


 雪が人化した姿を見て、女の子二人が「可愛いいいいぃい」とはしゃいでいる。

 俺は真司達に聞いてみた。


「どうだ、まだ行けそうか?」


 四人で相談して答えが出たようだ。


「行きたい気持ちもありますが、さっきのオーガでさえ俺達は足が(すく)んで動く事が出来ませんでした。この先では足を引っ張るだけになると思いますから、ここまでにして置きます」


 俺は「良い判断だ。実力以上の無理をすれば、必ず大きな怪我をする。そうやって冷静な判断をしながら、この先も頑張れよ」と言って、ここで真司達と別れた。


 ここまでで、織田さんと和也も三十ポイント職のJOBにつける状態になったので、それぞれJOBを取得してもらった。


 和也に聞いてみた。


「この先この国を守っていくために、一番効率のいい方法はどう思う?」


「日本中にモンスターが溢れている状態です。やはり討伐を行える人数の絶対数を増やして行く事が必要だと思います」


 織田さんも同じ意見だった。

 今日の六本木ダンジョンを討伐し終えたら、二人共レベルは三百程度まで上がる。


 それから先は、二人でそれぞれ人員を鍛えながら、ダンジョンの攻略を行うように伝えた。


 そして、六本木ダンジョンに戻り、初日で三十層までの討伐を行った。

 一度【DIT】の本部に戻り、俺を抜きで今後の方針を織田さん、和也、颯太、達也の4人で話してもらった。


 そして翌日、颯太と達也が付いて来た。


「なんで颯太と達也が来るんだ?」と聞くと……


 当然のように「俺達はきっと主要キャストだからな」と意味のわからないことを言ってきた。


 すると、コアチップで新選組の芹沢鴨と斎藤一が話しかけてきた。


「こいつらに宿らせろ、面白そうだ」


 一応本人に確認すると二人共乗り気だったので、宿って貰う事にした。


 颯太には芹沢鴨、達也には斎藤一が宿った。


 ◇◆◇◆ 


芹沢鴨 新選組の初代筆頭局長で神道無念流の免許皆伝の腕前を誇る。


斎藤一 新選組3番隊組頭で沖田、永倉と並び新選組最強の剣客と呼ばれた。その剣は「無敵の剣」と評された。


 ◇◆◇◆ 


 三十一層からの攻略を開始する。

 敵のレベルは既に三百に達しているので、戦闘は俺と雪で行い最終四十七層まで一気に進んだ。

 ダンジョンマスターを倒し、颯太がマスターとなった。


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