登場人物紹介
すみません!ものっすごく遅くなりました!
主要人物
レイ/男/13歳
物語の主人公。最近は知り合いとしか話さないせいで性別を勘違いされることが少なくなり、ちょっとだけ複雑な気持ちになっている。
何でも出来そうに思われるが、実は全くもって泳げない金槌である。
リーラの形見の【愚者の金】をネックレスにして身に付けている。
今章で未成年者探索者ギルド予備校を卒業した。
生まれ変わって初めて出来たパーティメンバー且つ、友人であるヴィヴィアン、トリストラム、パーシヴァル、パロミデスの事は【レイ】にとって一番の理解者になり得ると感じている。
教官に育ての親であるリーラを幻視し、呪いによる反動から目覚めても罪悪感で死にそうな程後悔しているが、当の本人は気にした様子もない。
前世からの因縁、それも親の仇という最悪の形で関係しているカスパールを恨んでいる。自分のコミュニティに関わり続ける事を懸念し、彼を世界から抹消する事を望んでいる。
好きな人は前世の交際相手。
グロリア・ボア/女/30代手前とだけ
ぶっちゃけヒロイン候補でした。深緑のロングストレートの軍人。何らかの混血である。帝国軍から少し離れ、未成年者探索者ギルド予備校の教官を今は勤めている臨時職員。
貴族の嫡子だが男の趣味が悪い為、婚期は逃してしまったと思われている。本人も思っている。だが、婚期はすぐそばまで転がっている。
予備校ではレイの居るパーティを指導していた。
そのパーティでダンジョンを攻略する羽目になった際、悪魔に呪いを植え付けられ子を為す事が出来ない体になった上、魔法も使えなくなってしまった。
暫く昏睡状態のまま治療院にて療養中、ある日突然目が覚めて症状以外は元通りになる。
レイには心配するな、と声を掛けたりしたものの貴族として子を産めない体になってしまったことは気にしている。
好きな服は軍服。選ばなくて良いからと言う単純な理由。
ヴィヴィアン/女/13歳
青い髪の少女。レイのパーティメンバーで一応は彼女がリーダーだが、特にリーダーっぽいことはしてない名ばかりの役職。
子供のお世話やお節介が得意で、ばい菌と戦うパン頭のヒーローのような性格。実家が旅館だったこともあり、それが一層助長させている。が、割と天然なところがあり人間関係については疎い。だからこそ話にずけずけと踏み込んで行けるのだが。
レイの第一印象は暗い人だと思っていたが、話してみると割とそうでもないかなとも思っている。
パーティでは全身を鎧で固め大盾と剣を持ち敵の攻撃を受け止める。卒業後は探索者として実家の辺りで活動し、実家の手伝いもする予定。
好きな食べ物は魚料理。
トリストラム/男/13歳
アッシュグレーのロングヘアーの少年、と言うより雰囲気は青年。レイのパーティメンバーだった。
視力が高くその上夜目が効く生粋の狩人気質で、むっつりを隠すためにいつも冷静なふりをしている。親戚に美形が多かったからかもしれない。
レイのことを初めは勝手にライバル視していたが、戦い方が全く違うと理解してからは生活の模範例だと思っている。
代々受け継ぐ魔弓で視認が難しい所から一方的に攻撃する。
卒業後は探索者と狩人としての活動が云々と言っているが、結婚相手を探すつもりである。
好きな本はアクセサリーや服飾に関する本。
パーシヴァル/女/13歳
燃えるような赤髪のショートカットの少女。レイのパーティメンバーだった。
他人の感情の機微に敏感で、男顔負けの豪放磊落さで人によっては姐御肌に映る。
師匠から貰った赤い槍を用いて戦い、持ち前の柔軟性・親譲りの身体能力・師匠から受け継いだ技量で、一対一なら教官にも勝る。
レイは師匠のように寡黙な人だと感じていたが、次第に打ち解けて饒舌になると両親のように頼もしい人だと感じている。
卒業後は探索者を続けて有名になりたいという思いと、父親の跡を継いで傭兵団で活躍しようか悩んでいる。
好きな色は髪と同じ赤色。
パロミデス/男/13歳
若くして少し顎髭の生えた黒髪の少年。レイのパーティメンバーだった。
他人の心に土足で踏み込んでいく性格。そのせいで軽やかに地雷を踏み抜く事もある。意外にも心は繊細で、悪口が最大の弱点。
レイの対しては陰気臭い奴だと感じていたが、大きく関係が悪くなった際には機械的で得体の知れない恐怖を抱えていた。レイの秘密を全て知った今、彼に対しては同情の念やら神への不信感やらで感情がてんやわんやしているが、以前のような悪感情は抱いてない。
基本的には索敵を行うが、戦闘時にはナイフを持って遊撃にまわり、手先が器用な為大抵の武器の扱いは困らない。
卒業後はある程度金を稼いだら孤児院で子供達を導く使命感を持つ。
好きな仕事は魔物の狩猟。
リィン/女/???
蜜人というエルフの亜種の少女。年は尋常じゃなくとっているが、リーラとどっこいどっこいな見た目の幼さ。
帝国立図書館の司書をしている。
定期的にパロミデスの知り合いのお爺さんが経営していた孤児院へ、魔法等様々な学問を教えに行っている。
好きな飲み物はエフォック。
フェリス/女/20歳
アーサーのパーティメンバー。聖女と呼ばれる事が多い。
年に何度か様々な孤児院へ出向いて、子供達のお世話の手伝いに出ている。たまたま今回もリィンと行く孤児院が同じだった。選出方法は籤引きなのは余談。
好きな魔法は回復系統。
悪魔/?/???
レイ達のパーティを苦しめた如何にもな見た目の悪魔。特性というものをもち、奴の場合は魔力を霧散させるもの。死ぬと灰になる。
グロリア・ボアに植え付けた呪いは死して尚魔法を使えなくさせて苦しめている。
遺骸である灰はレイによって有効利用されている模様。
好きな事は食事。生物の魔力を食べる。
カスパール・アストレア/男/???
レイではなく明日暮飛雄としての、前世からの因縁のある男。
レイの唯一の肉親を事故(に見せかけた暗殺)により殺した事から恨まれている。それ故に、前世で明日暮が自ら手を下したにもかかわらず、何故か同じ世界に生まれ変わっており、神の真似事をしている為にレイから殺害予告を受けた。
アストレアは神としての名前。カスパールという名前も前世で呼ばれていたコードネームのようなもの。本名は明日暮も知らない。
好きな物語はヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ著『ファウスト』。ラストシーンが一番好きらしい。
モブ
未成年者探索者ギルド予備校の受付/女/29歳
予備校で働く女性。既婚者で、探索者ギルドの受付の姉。
クリス/男/18歳
グロリア・ボアの家で働く若い執事。回復魔法と強化魔法を使える。構想段階ではもっと登場シーンは多かった。予備校のOB。
タイタン・ボア/男/52歳
グロリア・ボアの父親。貴族で爵位は伯爵だが文中で登場していない。というよりはレイが気にしてないだけ。
娘が大好きすぎるきらいがあり、交際相手を見極めては口撃でコテンパンに叩き伏せる。娘に男運がない事もその要因の一つである。
馭者/男/48歳
ヴィヴィアンの実家に向かうまでに乗った馬車の馭者。
傭兵達/男/26~53歳
ヴィヴィアンの実家に向かうまでに出会った傭兵団。
ヴィヴィアンの母/女/???
姉と見間違えるほどに似ていて、若く見えるヴィヴィアンの母親。ラクス、という街で旅館を経営している。
衛兵主任/男/25歳
ラクスで衛兵主任をしている。グロリア・ボアに教官として師事してもらったOB。若くして主任になった実力者。
五神教幹部/男/68歳
ダンジョンの最奥で出会った老人。聖職者ながらその眼力の鋭さたるや、尋常ではない。任務を完了出来ない事が分かると舌を噛み千切る程には狂信者。島で出会った隊長よりも強い。ハミルトンと大差ない。
孤児院の子供達/男女/2~10歳
パロミデスが将来受け継いで経営することになる孤児院の子供達。元気が良すぎたりませていたりする。島から出たときに居た元奴隷達の一部がここに居るが、レイは気付いてない。
今まであんなにすらすら書けていた設定資料が、今はこんなに遅くなってしまった……
次章ではレイが探索者として活躍する章になります。