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喪失の神医  作者: Crowley
第十四章 新人と希望
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さらっと格好良いこと言うのはほぼ主人公なのでは?

毎度遅くなり申して申し訳。

新生活にも慣れ始め緊張感の欠如と五月病を併発しております。

ゲオでGW特価で200円で購入したMHWにドハマりし、僅か数日で総プレイ時間が24時間を越えました。XXは1500円位してたのに何故MHWだけこんな安くなってるのかしら。在庫ですかね。

「ポピー。」

「コァフ。」

「起きた。そんだけだ。」

「いや分からねェよ!」

「言葉足らずなところがあるな。」


リヒト、イスカンダルの二人にツッコまれる。


二人が目覚めたあと看護師らしき人にイスカンダルを呼ぶようには言ったが、リヒトを呼んだ覚えはない。


にもかかわらずここまで来ているのは、ひとえにボア教官がこの治療院で俺を噂していたおかげ(せいとも言う)である。


「ただでさえ帰りは長ェんだぞ?ガキ二人連れてェ、戦争なんて出来んのかよォ。」

「直接戦場まで向かえば良い。グリルも五神教もその頃には着いてるだろ?」


リィン達と行った孤児院の辺りが戦場であるが故にやって来た村を出ると、リヒトの帝都までの用事を消化する為に立ち寄ったのだ。


ここ最近の行動を見直してもグリルは数少ない仲間を連れて到着している筈だろう。


「五神教か。父上の話を聞いた限りでは相当厄介な連中らしいが?」

「てめェの親父が何言ッてんのか知らねェが、あいつらただの野蛮人だぜ。従うのは本能だけだァ。」

「そうか。ならばオレも同行しよう。」

「ハァ?!んでてめェみてェなお坊ちゃんが参加すんだよ。遊びじゃねぞォ?」


いかにも挑発的な憎たらしい顔でイスカンダルに絡むリヒトだが、飄々とした態度でさらりと受け流される。


「安心しろ。オレは強い。」

「ハッ、そんぐれェ匂いで分かるァ。」

「それに酔狂ではない。奴らの構成員には貴族のご令嬢かご子息が何名か居ると言われている。彼らを秘密裏に保護し親元へ返すのがオレに課された勤めだ。」


肩を竦めて呆れた表情でそう溢した彼の表情は、とてもじゃないが少女らを助けた高々数時間前から見る影もなかった。ラプラスが側について気疲れしたのだろう。


「それに、最悪一人二人くらいは見逃しても文句は言われんよ。」

「俺ァ馬鹿だがわかるぜ。この話は聞いてねェ方が良い類いのやつだってことはなァ。」

「どこで誰が聞いてるか分かったもんじゃないからな。ご忠告感謝する。」


イスカンダルを治療院から見送ると問題は残り一つ。


「家は分かるか?」

「森林。」

「遠い。」

「その単語の羅列ァ止めろ。心底うぜェ。」

「フッ、面白ぇ男。」

「フッ、面白ぇ男。」

「微妙に音程変えるんじゃねェ、気持ち悪ィだろ!」


早速リヒトに絡み始める二人はまるで本物の姉妹のようだ。


「早速懐かれたか?」

「ざけんなクソが!戦争すんのに守るもん増やしてどォすんだ!」

「イケメンか?」

「おちょくってんのかてめェ!」

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