セット1‐3
次の日
「おっ鷹虎!」
「…」
「大丈夫だよ!俺は無理にバレー部に誘わないからよ!」
「ごめん」
「気にすんなよ!お前の気持ちわかるからよ!」
放課後
一人教室から校庭を眺めている鷹虎 校庭では運動部が部活をしている
「俺も部活やりたいよ…」
自分の席に座る
体育館
「よし次はクイックの練習だ金子トス上げろ!」
「ふ〜んこれがベスト8の練習かぁ!」
体育館の入口に二人の男が立っている
「誰だ君達!部外者出てけ!」
「おぃ春一!こいつ俺達の事知らないらしいぞ!」
「こら一馬!偵察に来たんだからもう少し…」
「知っていますよ!田辺春一と春山一馬ですね?」
「これは副キャプテンさん」
一馬が応対した
「今日はなんの用ですか!?」
「いぇ特に用はないんですがぁ…」
「そうですか!まぁよかったら練習見ていってくださぃ!」
副キャプテンは歩いてコートに戻った
「雄介!」
「あぁあいつらはベスト4の私立市原工業のスーパーエースの田辺春一と天才セッターの春山一馬だ!練習を続けろ!」
市原バレー部は練習を続けた
30分後
「ハッハハこいつがベスト8かよ笑わせるぜ!」
春一が騒ぎ出した
「こら春一!失礼ですよ!」
「でもよ一馬!こいつら高杉がいねぇどダメチームだな!」
「こら春一!みなさんが見てるよ!」
「春一君余りにも失礼じゃないか!」
雄介が言った
「本当の事だろ!まったく金子がもったいねなぁ!」
てっめー
横の部員がいきり立っている
「なんだよ?やるか?」
「こら菅!やめろ!実力はコートで出せば良い!だよね一馬君!」
雄介は振り返りコートに戻った
「だとよ一馬!」
二人は立ち上がりコートに向かった!
「君達はブロックしてくれ!五本打つ!」
「へぇっそんなに少なくて良いのかよ?」
「こちらからは金子と高野をだす!開始」
パシっ金子がトスを上げる
バシッン
ボールは春一の手にあたりコートインした
「なっ馬鹿な!健吾の次にパワーシューターの高野を一枚で…」
何本打っても結果は同じだった
「ねぇ斎藤君?」
「何だよマネ?」
「鷹虎君教室にいた?」
「確かにいたぞ!」
舞子は走りだした
「帰るか…」
鷹虎はカバンを取り教室から出た
「ハァハァ…来て!」
舞子は鷹虎の手を引っ張り走り出した
「ちょっとどこ行くんだよ?」
ついた場所は体育館
「はったいした事をないなぁ!」
体育館には数人倒れていた!
「ちょっと待ちなさいよ!」
「!」
二人は舞子の声に振り向いた
「あんた達馬鹿にして!市高のリーサルウェポンよ!」
「ちょっと待てよ俺バレー出来ないんだぞ!」
春一と一馬は鷹虎をみた
「彼は…」
一馬が言った
「お前知ってるのか!?」
「えぇ…清水鷹虎…」
「!?あいつが…」
「離せよ」
ぐぃっと鷹虎は腕を引っ張って振り返り体育館から出て行こうとした




