セット1‐1
「えぇ〜私が担任の斎藤賢太です!一年間よろしく!」
パチパチ
「えぇ〜じゃみんなに自己紹介してもらう!お前から順番に!」
みんなが自己紹介して鷹虎の番が来た
「えぇ〜っと清水鷹虎です!東京から親の仕事の都合で来ました!よろしくお願いします!」
「鷹虎かぁ〜カッコイイ名前だな!お前結構身長高いなぁ…どうだバスケ部に…」
「俺運動音痴だから!」
鷹虎は座った
「そうか…次」
「お前面白いな!」
横の男子が話しかけて来た
「えっ!?何が?」
「自己紹介で自分は運動音痴です!って普通言わないだろ!」
「そう言うと勧誘から逃れるの楽だから!」
「あっそうか!まぁお前くらいの身長なら勧誘がひどそうだなぁ!俺の名前は」
「知ってるよ!斎藤孝之でしょ!?」
「あれっ!?知ってた?俺って有名人!?」
「いや自己紹介したから!」
「あそっかぁ!」
「君面白いね!」
「じぁ今日はここまでだ!明日から通常授業だからなぁ!」
ガヤガヤカ
「おい清水!一緒に帰ろうぜ!」
「いいよ!」
二人は廊下に出た
ドンッ
鷹虎の肩と二人組の女子の片方の肩が当たった
「あっごめん!」
「ごめんなさぃ!」
二人は顔を一瞬見合わせすぐ鷹虎達は歩き出した
「あれぇ…彼どこかで…」
女の子はその場に立ち止まって考え事をした
「ちょっとどうしたの?」
一緒にいた女の子がかけてきた
「あっごめん…行こう!」
(そうだ彼…)
「お前部活やるのか?」
「う〜んやるなら文化部かなぁ…」
「なんで文化部?お前の身長なら運動部だって…」
「俺より斎藤は入るのか?」
「あぁ俺はバレー部にな!昔からやっててなぁ!そうだお前バレーやって見ないか?」
「えっバレーを?なんで?」
「いやお前の身長なら少し練習すれば使い物になるよ!」
「バレーの話しは辞めてよ!」
鷹虎はどなってしまった
「えっどうしたんだよ?まさか…お前昔バレーやってたのか?」
斎藤は鷹虎の体を見渡した
「やっぱり筋肉の付きかたが…」
「行こう!」
鷹虎は歩きだした!




