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あんりみてっど。どぅーむ  作者: あんりみてっど。
7/12

プロットもどき①

⓪導入

主人公、鬼丸桃子おにまるももこと親しい者達との日常を描く。


 以下あらすじから抜粋

「非公式に魔法や魔術が存在し、同時に科学も存在する現代とよく似た平行世界の日本、○○県新神山バイオ技術研究都市通称ユーフォリア。そこで”楽しければなんでもいい”をモットーに生きるカンフーとカンフー映画が大好きな女子高生、鬼丸桃子は幼馴染みの畔村環が趣味で創設したユーフォリアオカルト研究サークル通称うろぼろす部で部活メンバーと慌ただしくも楽しい日々を送っていた。5月のある日のこと、ユーフォリアの外れにある立入禁止区域指定の廃工場地帯に面白い噂があるから環がそこを調べに行くと言い出した。桃子は乗り気ではなかったが環といると楽しいのでついていくことに決める。決行予定日時は1週間後の月曜日23時30分からに決まる」


①留守

桃子の親友、畔村環あぜむらたまきが突然いなくなる。


 以下あらすじから抜粋

「しかし、廃工場地帯に忍び込む予定の当日、環が学校を無断欠席する。うろぼろす部のメンバーが連絡しようとしても結局その日は環と誰とも連絡が付かず、廃工場地帯に忍び込むのも環が戻ってくるまで延期となる。翌日のこと、その日学校に環の両親から環が家に帰っていないという電話があったらしい。心配でうろぼろす部のメンバーは環の家に行ってみる、そこで環の両親から環の行方不明届が正式に警察に出されたことを知る。メンバーはユーフォリアで環が行きそうなところを数日捜索してみるが成果はあがらない。環を捜索して3日目、その日も結局成果は上がらずうろぼろす部は解散となる。親友が目の前からいなくなり、桃子の不安と焦りは日に日に強まっていく。非常に心配な気分で桃子が家路を行く中、ふとまだ行っていない場所があることを思い出し、道を引き返す。


②禁止

環行きつけのオカルトショップ、りんりん堂の店主、輪積太一わづみたいちの元に桃子がやってくる。環が来ていないか、どこにいるか知らないかと桃子は輪積に聞くが、輪積は最初は何も知らないと答える。桃子が帰ろうとする際、輪積が少しニタついて”廃工場地帯に近づくな、絶対に入ってはいけない”と桃子に言う。桃子は輪積のこの反応で、輪積が間違いなく環について何か知っていると直感するが、桃子が懇願しても輪積は結局何も教えてくれない。

桃子は輪積の態度に腹を立てて店を出ていく。この時、桃子はその日の深夜に廃工場地帯に一人で忍び込み、環を探すことを心に決める。


③違反

りんりん堂から出てしばらく歩くと、うろぼろす部のメンバーで環と同じく桃子の幼馴染みである岡琉瑠人おかるるとに桃子は遭遇する。桃子は誰とも会いたくない気分だったので無言でその場を去ろうとする。しかし、琉瑠人に「りんりん堂に行ってきたんだな?」と聞かれ立ち止まる。桃子は輪積に廃工場地帯に近づくなとだけ言われたことを不機嫌そうに琉瑠人に言い残して去ろうとするが、琉瑠人はさらに廃工場地帯に行く気なのか桃子に尋ねる。桃子が当たり前だと言い切る前に、琉瑠人も行くと言い出した。本当は警察に任せるのが一番いいと琉瑠人は思っていたが、居ても立っても居られない上に考え無しに突っ込むであろう桃子の性格を、腐れ縁でこそあるが一応幼馴染みの身として案じてのことである。桃子が琉瑠人の発言を意外に思っていると、同じくうろぼろす部のメンバー能勢一葉のせいちよう雲田伊織くもだいおりの2人も現れ、結局環を除いたメンバー4人でで、立入禁止区域である廃工場地帯に環を探しに行くことになる。

4人は忍び込む方法を知っている、廃工場地帯一帯の所有権を有するユーフォリアのバイオ開発大企業、クラインズ社に研究員として勤める桃子の母親から教えてもらっていたため、廃工場地帯の中に忍び込むことに成功する。


④探り出し

思いのほか廃工場地帯は広く、4人は桃子・琉瑠人ペア、一葉・伊織ペアの二手に分かれながらも、ペア同士で離れすぎず廃工場地帯を捜索していくことにする。30分ほど工場に入っては出てを繰り返して探していたが、一つずつ工場を探していては埒があかないので、伊織の提案でとりあえず環の名前を呼びながら再度2手に分かれてペアとペアで声が聞こえる距離で奥に進んでみることにする。誰か関係者がいた場合、リスクが高まるがやむを得ない。

それから1時間半ほど環の名前を呼びながら進んでも全くなんにも反応がない。伊織と琉瑠人は一旦引き返そうと言い出すが、桃子がもう少し探すといってきかないので、もう30分だけみんなで奥に進んで探してみて、それで何もなかったらその日は帰ることにする。

20分ほど進むと、遠くに薄紅い異様な霧のようなものが見えてきた。4人がその不気味な光景に顔を青くしながら環の名前を呼ぶのも忘れてしばらく見入っていると、薄紅い霧の中に2つの人影が見え、その2つの人影が徐々にこちらに近づいてきているのがわかる。桃子は思わず環の名を叫びそうになるが琉瑠人が慌てて止め、4人は急いで物陰に隠れる。薄紅い霧から離れたところにいるので、はっきりとはわからないが人影の主は遠めからすると桃子達ぐらいの少女と大人の男性に思えた。着信音のようなものが2人の人物の方から鳴り響くのが聞こえた。その音が止んで、2人の人物は電話で会話をしているのか歩みを止めている、2人の人物の声は全く聞き取れない。しばらくして電話が終わったのか、2人の人物はまた薄紅い霧の中に戻っていってしまった。

桃子は薄紅い霧の中にはいっていこうとするが、他3人に止められる。桃子は絶対に薄紅い霧の奥に何かあると言い張り、自分一人でも行くと言い出す。時計は午前4時をとっくに回っている、そろそろ明るくなってくる頃だ。結局桃子を一人で行かせるわけにもいかないので、桃子のわがままに3人は付き合うことに決め、学校を休む気で薄紅い霧の中に入り、環を探しに行くことにする。


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