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Last Angel  作者: カレー紳士
8/19

第八話

更新遅くなって済みません。

なかなかアイディアが浮かばなかったんです…いいわけですね、すいません。

これからはもっとがんばりますっ!

~翌日~

ドスン!!

そのとき、俺は腹部の衝撃とともにおきることとなった。

「いってぇ!!な、なんだ!?」

見るとそこには、

「なにしてんだ?秋・・・じゃなかった、由香里」

俺の上に乗っていたのは由香里である。

「なにって、甲斐君を起こしたのにおきてこないから・・・」

いつもの無表情(俺には読み取れる)でいった。

「それで、人の上にダイブか?」

「だって、お母さんがこうしたほうがいいって」

母さんめ・・・

「ま、早く降りてくれ、着替えられんし、飯も食えん」

こくん、と、由香里はうなずいて降りてくれた。

俺はむくりと起き上がり着替えて階段を下りた。

「おはよう 、母さん」

「おはよう、甲斐。変な声がしたけどどうしたの?」

あんたのせいでしょうが・・・

「ああ、由香里さんがね、上にね、ドスンとね」

母さんがチラッと由香里を見て、由香里はポッと赤くなった。

「もうやったの?」

俺はまたなんかたくらんでいたなと思った。

母さんが俺に笑いかけ、

「で、どうだった?」

「なにが?」

「女の子のか・ら・だ」

俺はよく感覚を思い出し、カァアと熱くなるのを感じた。

「どうだった?」

由香里が上目で聞いてきた。

「ど、どうって・・・」

俺は蚊の鳴く声でいった。

「や、やわらかかった・・・です」

由香里は赤くなったが、うれしそうだった。

「ほらほら、そこでストロベリってないで早く行きなさい」

「わ、わかってるよ、いってきます!!」(ストロベリってるって、なに?)

「いってきます」

俺と由香里はいつものように家を出た。


由香里はいつもと同じように俺にぴったり張り付いている。

「相変わらず、仲いいなぁー、羨ましいよ」

こんなことを朝からぼやいている慶太を見ているとのんきでいいな、とか思う。

「うん、恋人同士、仲いいのあたりまえ」

由香里はあたりまえだというように答えた。

「あんたたちってさ、喧嘩したことないの?」

長閑が不思議そうな顔で聞いてきた。

「んー、無いな、一回も」

俺は記憶を振り返り、由香里との日常を思い出していた。

「無いわ、私たち、恋人だから」

長閑は唖然としていた。

「本当に、一回も?」

こくんと由香里がうなずいた。

「へー、凄いな。それで、したのか?甲斐」

慶太が俺にひそひそと聞いてきた。

「何をだよ?」

ニヤニヤとしている慶太に当然の疑問をぶつける。

「なにって、キスだよ、キス。したんだろ?」

いきなり何を言い出すんだ?!馬鹿か?!こいつは!!

「ばっ!!し、してねぇ!!」

「え~?なんでだよ~、さっさとやればいいじゃん」

「そういう問題じゃねぇ!!」

こんな口論をしているうちに由香里が、何の話?と入ってきてしまった。

「い、いや、なんでもない!!」

そう、といってまた長閑との話に夢中になっている。

「はぁ・・・、おまえなぁ、寿命が三年くらい縮んだ」

わりぃわりぃ、と言って笑う慶太・・・たまにウザイ。


なんやかんやで学校到着。

俺らは午前中の退屈な授業を終わり、飯を食べようとしていた。

「ん~、やっと飯か~」

「よう、一緒に食おうぜ」

慶太が俺と由香里を誘ってきた。

「ああ、いいぜ」

慶・長・麻『じ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ』

「はい、あ~ん・・・」

「あの、みんな見ているんだけど?」

俺らの(ほぼ由香里)のラヴラヴぶりにクラスのみんなからの視線が痛い!!

「いいじゃない、別に・・・」

駄目だ、ラヴモード全開の由香里には何を言ってもとまらない!

生徒A「なんだよ・・・、うらやましいじゃねえかよ・・・」

生徒B「どうせ俺なんかもてないんだ・・・」

生徒C「頭がおかしくなりそうだ・・・、外へ・・・ガクッ」

なんか色々やばいが、俺も相当ピンチ!!

「あ、あのほらみんな辛そうですし・・・」

「私の作ったお弁当・・・嫌い?」

きた!俺の苦手なたぶん無意識な涙目攻撃!!

これをまともに受けた俺は、思考回路が爆発しました。

「わかった、やるよ、やりますよ!!」

「ほんと?じゃ、あ~ん・・・」

「あ、あ~ん・・・」

(すっげぇはずかしい!!)

「おいしい?」

「お、おう・・・」」

「な~んか、浮いてるな、俺ら」

「そうねぇ・・・、あつあつよねぇ・・・」

ああ、慶太と長閑の冷ややかな視線がグサグサ来てる。


~放課後~

「よう、甲斐、一緒に帰ろうぜ」

そう言って慶太と長閑が声をかけてきた。

「おう、いいぜ。でも少し待っててくれ」

「何?呼び出しでもくらったの?」

長閑が珍しそうに聞いてくる。それはそうだ、由香里はいわゆる優等生なのだ。呼び出される事などめったのことではそうそう無い。

「いや、俺のマネジャーやってるからな、多分それ関係だろう」

すると、

「ごめんなさい、まった?」

うわさをすれば何とやら、だ。

「いや、全然。じゃ、いこうぜ」

歩いていると、ふと長閑がこんなことを聞いてきた。

「あんたたち寝るとき、どうしてるの?まさか、一緒には寝てないわよ、ねぇ?」

「甲斐君とはいつも一緒に寝てるよ?」

ああ?今さらっとばらしましたよ?無垢な顔をした天使様が!!

「いっしょに寝てるー!?」

「しかも今、甲斐のこと『甲斐君』ってよんだぞ!!」

二人が騒いでいる中、この原因をつくった本人はキョトンとしっぱなしである。

「し、静まれ!由香里も困ってるだろ!?」

何とか静めようとしたが、

「おお!甲斐まで『由香里』って呼んだぞ!」

しまった、うっかり・・・

そして何とか二人を落ち着かせて帰ってきた。

『 ただいまー』

「お帰りなさい」

いつものように母さんが出迎えてくれる、とそこにいつもは見ない顔があった。

「おかえりっ!!甲斐君!!」


はい、新キャラですね・・・キャラクターをどんどん出してしまうと

出番が少なくなってしまうキャラもいるわけで・・・

もう少し配分を考えていきたいです。

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