第三話
はい、三話目です・・・。
こんな小説でも読んでくれている人がいてうれしいです。
その人たちのためにも頑張りたいと思います!
「ふぁあぁ、なんか、途中から記憶がないぞ?どうやって帰ったんだ?」
朝起きるといつの間にか自分のベッドだった。
時計を見ようとした時、視界に飛び込んできたのは、
「秋野さん!?」
俺のとなりでピッタリくっついて寝ているパジャマ姿の秋野さんだった。
「うっ・・・・」(スゲーかわいい・・・)
じゃなくて、
「何で秋野さんがここに!?」
秋野さんが眠たそうに起き上がり、
「昨日私があなたの家で同棲していい?って聞いたらいいよって言ったじゃない」
「マジ!?俺そんなこと言った!?母さんはOK出したの!?」
っと聞いたら、
「あなたが、行く所が無いらしいから頼むって言ってくれた」
「そうしたらOKが出たのか・・・」
秋野さんはコクリ、と頷いた。
「そうか、じゃあ仕方ないなー・・・」
秋野さんはうれしそうに微笑んだ。だめだ、俺は女にはあますぎる・・・
登校中
「なあ、そんなにくっつかなくても・・・」
秋野さんは恋人みたいにぴったりくっついて歩いていた。
「いいじゃない、別に・・・」
そのとき、
(あ、慶太が来る)
予知能力が働いた。
「あはよ・・・、あぁ!?」
慶太は素でびっくりして大声を上げた。
「何で、秋野さんと恋人同士みたいになってんだよ!?」
そう言うと、俺が否定する前に秋野さんが、
「みたいじゃなくて、恋人なの」
秋野さんは嬉しそう言った。
「えっ?いや、ちょっ!!」
そこへ・・・、
「おっはよ・・・!」
びっくりしすぎて言葉にならなかったようだ。
「何、あなた達そういう関係だったの?」
「なっ、ちが」
弁解の暇もなく、
「ま、そういうんなら、とやかく言わないけどね」
長閑と慶太は少し誤解をしたまま学校へ着いた。
教室の扉を開くと予知能力が働き・・・
(ん?黒板消しが落ちてくるな)
上から降って来る黒板消しをキャッチした。
「おい、何で分かったんだ?」
不思議そうに慶太達に見つめられた。
「何となくね、ははは・・・」
キーンコーンカーンコーン
授業が終わり部活のときに、
「私、剣道部のマネージャーになります」
突然秋野さんが変な事を言い出した。
「はい・・・?」
俺が聞き間違いかなと思い聞き返す。
「だから、私は剣道部のマネージャーになるの」
(秋野さんが剣道?)
「何でまた・・・」
そう言うと秋野さんは頬を赤らめ、
「一緒に・・・居たいから」
俺はいつの間にかどきどきしていた。
「そうか、な、ならいいけど・・・」
そう答えると、先生に申し込みに言った。
数分後、
『ありがとうございました』
二人で声を合わせて教務室を出た。
秋野さんはとてもうれしそうに腕を組んできた。
「ふふふ、これであなたと一緒に居られる・・・」
俺は、秋野さんを見て微笑んだ。
その日の帰り道・・・。
「ねえ、秋野さんの家ってどこなの?」
長閑が唐突に聞いてきた。
相変わらず俺にくっついていた秋野さんは長閑の質問に、
「北村君と同棲してます」
「あの、いや、これは!」
『同棲――――――!?』
長閑と慶太が声を合わせて叫んだ。
「イヤー、思ってた以上にラブラブだな」
悔しそうに慶太が言った。
「あはは・・・」
なんとか誤魔化しその日は別れた。
「二人きりね」
と、秋野さんが顔を近づけてきた。
「ん、何、秋野さん?」
二人の息使いがわかる。
お互いの胸の高鳴りが聞こえる。
そのとき、
(!!、何か来る!)
異変に気づいた秋野さんも身構える。
暗闇から何かが現れた、って
「なんだ・・・、こいつは!!」
目の前に現れたのは、黒い羽、顔はイタチや狼をたして÷2したみたいで、
巨大な尻尾、強靭な爪があり、身体はイタチザメほどあった。
秋野さんがふるえて、
「あれは・・・、PADの作り出した魔獣、ガルギリアス!!」
そんな彼女を見た俺は、
「必ず守らなきゃ・・・!!!」
恐怖を押し切って天使化した。
魔獣の口内から赤い灼熱の炎が見える。
その炎が俺へ・・・ぎゃー!!
「ぐ・・・、熱・・・くない?」
吐き出された炎は光のベールで防がれていた。
「これなら、いける!!」
ダンッと踏み込み、魔獣の頭を切り裂いた。
悲鳴を上げて怒り狂った魔獣が突っ込んでくる。
「動きがわかる!」
俺は突っ込んできた魔獣を避け光る日本刀で真っ二つにした。
真っ二つに斬れた魔獣は地面に落ち、やがて光になって消えた。
秋野さんはまだ少しふるえて俺の方を見た。
「はぁ、はぁ・・・。よかった、無事で」
俺がそう言うと秋野さんは抱きついてきて、
「ありがとう」
といった。
「じゃ、帰りますか・・・」
なんか、主人公最強ですね・・・
正直このままでいいのか!?と思ってきました・・
四話あたりからもう少しマシな内容になっていけば・・・
とおもいます。