第二話
どうも、カレー紳士です。
二話目を出してみました。正直反応が怖いです。
でも頑張っていこうと思うのでよろしくお願いします!
翌日、昨日のことが頭から離れなかった。
(昨日見たのは夢か?それとも・・・、いや普通に考えて羽があるなんて・・・)
「おはよー。おー?何か考えてるっぽいな?」
慶太がいつもの様に話しかけてきた。
「まあな・・・・」
「どうした?いってみろ」
「どうせ笑われるよ」
俺は答えた。
「ふーん」
といった慶太は誰かに手を振った。
その方向を見ると長閑が走ってきていた。
「どうしたんだ?そんなに急いで?」
俺と慶太が走りながら聞くと
「あんた達何言ってんの!?もう遅刻寸前よ!?」
『何ぃーーーーーーー!』
二人して叫ぶと俺たちは全速力で走っていった。
『チャイムギリギリセーフ!!』
俺たち三人は声を合わせチャイムギリギリに教室へ駆け込んだ。
ふーっとため息をつき、秋野さんを見ると、
「あれ・・・?」
うっすらとだが羽が見えた。
「な、え?」
完璧にパニックになった。
「ど、どうしたの?」
その時麻野の声が聞こえた。
「い、いや何でも無いデスよ?」
俺は我に返りながら言った。
走ってきたから疲れてるんだ!そう思い目をこすりもう一度見た。
だが・・・、しっかりある。
(落ち着け落ち着け落ち着け)
その日は疑問だらけだったが学校では人目が多いので昨日の公園に
行ってみる事にした。
「じゃーなー」
「ばいばーい」
慶太と長閑と別れた後、昨日の公園へ行った。
「はぁはぁ、あっいた」
俺は秋野さんの事を呼んだ。
「秋野さーん!」
聴こえなかったみたいで気付かない。もう一度、
「秋野さーん!!」
と大きな声で呼んだ。すると、秋野さんはこっちを向いた。
「あの、はぁはぁ、いろいろ聞きたい事が・・・」
秋野さんは無表情のまま、
「なに・・・?」
と答えた。まだ羽は見える。
「あのっ!秋野さんって、羽生えてたりするの?」
秋野さんはびっくりして、
「見えるの!?」
と、いつもより大きな声で(だが静かな声で)言ってきた。
俺はびっくりしたが冷静になって俺が頷くと、
秋野さんは思いつめたように口を開いた。
「ばれちゃった・・・。でもいいかな、パートナーも見つかったし」
秋野さんは俺を見ていった。
「どういうこと?」
そう問いかけると、 「私はね、この世界を守る天使なの。そして、この世界をつなぐ楔、私が消えれば地球が崩壊する。今その危機があと三年まで迫っている」
俺は信じられなかった。でも、信じるほかなかった。
「何で三年後に秋野さんは消えるんだ?」
秋野さんは、
「私を愛してくれるパートナーと常に行動をともにして、私のことを、
WORLDANGELと呼ぶやつ、PADらから守ってもらわなければならないの」
俺は混乱した、
「それが何で、地球の崩壊につながるんだ?」
「PADは、三年後に天使一掃計画を発動し、地球上の天使を一掃する」
「そんな・・・」
途方もない話に絶句する。
「そして、私にパートナーがいれば救えるの」
「なんで?」
「PADは私に攻撃を仕掛け、弱らせてから一掃するの、私を襲ってくる奴らは私に触れると消滅してしまうわ」
「だったら、大丈夫なんじゃ?」
秋野さんは首を横に振った。
「消滅すると同時に私の天使としての力を奪っていく。そして、その力が尽きるときが三年後よ」
「天使じゃなくなるとどうなる?」
「私が封じている、時空の歪みが天使としての力をすべて奪うわ」
「それが、天使一掃計画・・・」
秋野さんは頷き、
「そして、私を守ってくれる人を探し、接触してくる敵をすべて倒して、そして王になってもらう人が必要」
「王?」
「そう、天使の王よ・・・この世を守る、ね・・」
「じゃあ、今のその、王に守ってもらうということはできないのか?」
「無理ね、もう、この世にはいないもの、あの人は」
「そうか・・・。でも、見つからなかった場合は、それに見つかっても、そいつが弱かったら?」
「大丈夫よ、私には天使が誰か分かるから・・・弱かったら、仕方ないわ」
「仕方ないって、それでいいのか?」
「いいの、もう世界の崩壊は止まるかもしれない」
今なんていった?止められる?なぜ?
「じゃあ見つかったんだな!?」
秋野さんは頷いて俺を指差して言った。
「あなたよ」
へ?・・・・一瞬、ぽかんとした。
「な、なんで?」
秋野さんは、
「あなたからは、私と同じ気配がするの。あなたが天使なら私を守れて、愛せる」
「俺が天使?冗談言うなよ、俺は人間だぜ?羽もないし、信じられない」
「そうよね・・・、自分が天使なんて信じられるものではないわ」
「だから、俺は天使なんかじゃない、信じられるか!!」
「これでも?」
そう言うと、秋野さんの背中からはっきりと白い美しい羽が見えた。
「あ・・・」
俺は言葉を失った。
そこに見えていたのは、秋野さんではなく、一人の天使だった。
秋野さんは、優しい笑みを浮かべて、
「これが本当の姿よ・・・」
正直、すごく可愛かった。
「すげー・・・」
彼女は元の姿に戻り、
「これで本当だとわかったでしょう?それに、天使じゃ・・ても、あなたを・・・から」
「ん?なに?」
よく聞こえなかったので聞き返すと、何でもないわと言って、話を続けた。
「じゃあ、俺が天使だってことをどうやって証明するんだ?」
「それは、小悪魔と戦えば解るわ」
そういうと、秋野さんは籠に入った頭部がトカゲのようで、二足歩行、角があり、人間のような体つき生物を取り出した。
その気持ち悪さに、
「なんだこれ・・・?」
と言ってしまった。
「これは魔界の住人よ。この戦いで力が出なければ天使じゃないわ」
そう言うと籠を開けた。
かちゃ・・・、秋野さんが籠を開く。
「まて、まだ・・・・・・!」
その言葉を待たずに、小悪魔が飛び出してきた。
「くっ!」
俺は部活で使っている竹刀を取り出した。
「っ!!」
俺は力いっぱいに小悪魔をたたいた。
が、しかし・・・はじかれました、きれいに。
「げ!!全然くらわねぇ!」
爪が迫ってくる。
「ぐっ!」
胸を少し引っかかれてたじろいだ。
「くっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
もう駄目だ・・・そう思ったとき、身体の重さがなくなった。
「なんだこれは!?」
とても驚いた。しかしもっと驚いたのは竹刀が光り輝く日本刀になっていた。
「うわ!!」
小悪魔がまだ襲ってきた。
「これならいける!!」
その瞬間、小悪魔の身体を切ったはずだが、切れてない!?
「何で切れてないんだ!?」
そう叫んだ瞬間、相手の体がずれた。
「時間差・・・?」
鮮やかに切れていた。
トコトコ・・・、秋野さんが歩いてくる。
「やっぱりあなたが私を愛せる人・・・、天使・・・」
荒い息の俺に秋野さんが擦り寄ってきた。
「それにしても、あなたが1万年に一人の大天使のシャインエンジェルだったなんて」一瞬、意味がわからなかった。
「何それ、大天使???シャインエンジェルって?」
俺が首を傾げて聞くと、
「普通の天使なら持っているものを状態変化させることは出来ないの」
「そうなん!?勝手に変わっただけだと思った」
そう言うと、
「状態変化は強さのイメージが影響して変化するの。あなたの場合日本刀が強さのイメージだったのね」
はぁ、っと俺は納得したようなしないようなで聞いていた。
「もう一つは、」
っといって俺を見つめた。
「あなたには予知能力がある」
「はぁ!?予知能力!?」
俺は驚いた。
「たとえば・・・」
そう言うと秋野さんは黙った。その時とっさに、
(あっ、右斜め45度からすばらしいビンタが来る、様な気がする)
と思いしゃがんだ。
予想どうりにすばらしいビンタが右斜め45度から来たがそれは空振りになった。
「あ、あれ?何でビンタが来ることが分かったんだろ?」
「それがもう一つの能力よ。今は人間の姿だけど、予知能力だけは使えるわ」
なんだかすごい話をしているがいきなり疲れが来てほとんどスルーだった。
「へー、なんかスゲーな・・・、俺」
もう疲れて何がなんだか・・・。そして、そこから記憶が途切れていた。
どうだったでしょうか?
ごちゃごちゃでしたね(汗
もっとマシな内容にしたいと思うんですが・・・
次も読んでくださる人がいたら幸いと思い更新していきたいと思います。