表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Last Angel  作者: カレー紳士
16/19

第十五話

遅くなって済みません。

レポートやら課題やらでなかなか進みませんでした。

っと言い訳はこれぐらいにしておきましょう。


翌日

日の光がカーテンの隙間からもれている、今日は土曜だし、珍しく部活もないので

ゆっくり寝ていようと思ったのだが・・・

「さあ美夜ちゃん、やっちゃえ」(ぼそぼそ)

「えぇ!?鈴お姉ちゃん、で、でも・・・」(ぼそぼそ)

「大丈夫・・・甲斐君は強いから・・・」(ぼそぼそ)

「由香里お姉ちゃん・・・うん、がんばるです」(ぼそぼそ)

歩み寄る影が近づいてくる。

「お兄ちゃん朝です、おきるです!!」

どすん!

「ぶぉふぉお!?」

昨日よりは強くないが、それなりの衝撃が俺の腹に・・・

「あのな・・・美夜に変なこと教えるなよ・・・」

俺が由香里と鈴の方を見て注意すると、

「いいじゃんいいじゃん!」

「おはよう、甲斐君・・・」

全く反省の色なしだった。

「あ、あの、お兄ちゃん、おはようです・・・」

美夜はすまなそうに朝の挨拶を発した。

「ああ、おはよう、でもね、こういうことは真似しちゃ駄目だよ?」

俺の注意を聞いて美夜は頷いて俺から降りた。

「じゃあ、俺は二度寝をしますんで・・・おやすみ!」

俺は布団に潜り込んだら俺の隣に由香里がいた・・・いつ入ったんですかねぇ?

「おい、由香里・・・くっつきすぎだ・・・」

「私も二度寝・・・」

・・・・・・やっぱり起きよう

俺は着替えて下へ降りた。

「で、休日に俺を早く起こした理由を聞こうか?」

朝飯を食べ終わり、一息ついたとき由香里たちに聞いてみた。

「いや、亜美さんがせっかく天気がいいんだから遊んできなさいって・・・」

確かに一日中寝ているのもどうかと思うが、俺たちは小学生か・・・。

「で、お前らはどこに行きたいんだ?」

一応みんなの意見を・・・。

『ゲームセンター!!』

満場一致かよ・・・っていうか天気が良いって部分無視してるな、こいつら。

「理由は?」

「いったことない・・・」

「たのしいからだよ!!」

「えっと、由香里お姉ちゃんといっしょで、行ったことがないです・・・」

一人を除く二人の意見を採用しようか・・・。

「わかった・・・じゃあ、支度しろ、連れてってやるから・・・」

「わーい、ゲーセンだー!」

「そこは楽しい・・・?」

「わくわくするです・・・!」

支度を終えた俺たちはゲームセンターへ向かった。


ゲームセンター

「久しぶりのゲーセンだー!!」

「ここが、ゲームセンターですか?」

「広い、甲斐君・・・離れちゃヤダ・・・」

「・・・みんな、迷子にはなるなよ?」

「わかってるよー♪」

「まかせるです!お兄ちゃん!!」

「甲斐君にくっついてる・・・」

・・・先行き不安だな・・・・

「甲斐君・・・あのUFOキャッチャーってなに?」

「ああ、あれはあのUFOみたいなやつについている挟むやつで下の景品を取るんだ」

「・・・・あれ、取れる?」

そういって由香里が指さしたのはかわいいクマの人形・・・・などではなく

けい〇ん!のフィギュアだった。まぁ、二期やってるしな。

「どれが欲しいんだ?いっぱいあるぞ?三つだけな」

由香里は悩んで、全員じゃなきゃ意味がないとか

ムギだの澪だの、うんたんやら言っていたが、

「じゃあ、唯と憂とあずにゃんがいい」

と一番取りにくい所にあるのを選んだ。かわいいのが好きには変わりないのかな?

「ん~・・・むずかしいな・・・」

二百円入れて掴むためのUFOを動かす。

「まず唯からお願い」

由香里は興味深々というふうにガラスの中を見ている。

「あれか・・・もうちょっと・・・右かな・・・?」

キャッチャーの取る部分がパッケージに引っかかる・・・

「あ・・・取れた・・・」

俺は予想外だったので声を上げてしまった。

「甲斐君すごい!!」

「お兄ちゃんは得意なんですか?」

「ありがとう」

「ま、まあ、うん・・・どう致しまして」

なんか照れくさくなったじゃないかー!

「しかし、よく見ると細かいな~」

俺はよくフィギュアを見るととても細かく再現されていた。

だって指先にちゃんとピックもってるんだぜ?

でもこれくらい普通なのかな・・・?

「よし、この調子で次いっちゃおー!」

テンションが高い鈴が急かしてくる。

「わかったわかった・・・」

二百円を入れて・・・

ガコンッ

「・・・・」

「・・・・」

「・・・・」

「由香里・・・取れた・・・」

ええええええ!?ちょっ!?取れたんだが!?

「甲斐君すごいね!」

「お兄ちゃんカッコイイです!!」

「・・・・」ポワポワ

由香里がポワポワしてる!?っていうか、こういうラッキー続いた時って・・・

_________

___________

______

「ま、まあこういうこともあるって!!」

「お、お兄ちゃん、ファイトです!!」

「甲斐君、落ち込まないで・・・」

「いや、大丈夫だ。気にしてない・・・」

予想どうりとはいえ、あのあとは散々だった。

まさかあのツインテールの子のフィギュアに2200円使うなんてな・・・。

「よし、気を取り直して、他にやりたいやつとかないか?」

俺がそう言うと鈴がニヤ~っと怪しい笑みを浮かべて、

「甲斐君たちはあれに出てもらおうと思います!!」

そう言って連れてこられたのは、

「カップル限定・・・ゲーム大会!?」

なんじゃこりゃー!!っていうかなんで今やるの!?夏とかでいいじゃん!いま秋!

「もうエントリーしてきました!!」

「おい!出るなんて一言も言ってないぞ!?」

「まあまあ、いいじゃんいいじゃん!」

反省してないな・・・・こいつ。

「はあ、由香里はいやだよな?」

頼む、嫌だと言ってくれ!!

「別にかまわない」

やっぱ無理か・・・。

「諦めるしかないのか・・・」

ちくしょう・・・鈴、いい笑顔しやがって!

「えっと、お兄ちゃんたちガンバルです!」

ああ、美夜は鈴と違っていい子だなあ。お兄ちゃんうれしいよ・・・。

「はあ、じゃあ行ってくるから・・・おとなしくしてろよ?」

俺は釘をさしてからステージ(ご丁寧に用意されていた)まで行く。



今回は結構短いです。

早目に執筆をしなければと思いつつも、ぐだぐだしてしまいます。

さて、次回はあとがきで各キャラクターの細かい設定を公開しようと思います。

Oh,sudy!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ