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知っているようで知らない世界

俺の名前は江原宗次。ただのオタクニートであった。そう。過去形。つまり俺はもうオタクニートではなくなった。その経緯を簡単にだが説明しよう。



話は五年前に遡る。当時、大人気だったVRMMORPGがあった。そのゲームで俺は戦闘職、生産職を極めた。なぜなら俺はSFが好きだからだ。このゲームはかなり自由度が高い。基本はファンタジーの世界だが俺はこの世界でパワードスーツやら人型決戦兵器やらを作っていた。プレイヤーランキングでもだいたい3位には常にいた。だがそんなゲームもサービスが終了することになった。丹精込めて作った俺の愛機たちとわからなければならないことに絶望し、寂しくもなった。何度、現実でも使えるようにと祈ったことか。

 だがまさかその願いが叶うとは誰も思わないだろう。悲しみに暮れながらも床につき、目覚めればそこはまさに地獄。もう何年ぶりかの日光を浴びるが眼下に広がるのは見慣れたモンスターたちと人だったもの。何度も吐いた末に自分がニキビデブではなくイケメン細マッチョ男子、服はゲーム内初期装備、ステータスもオールリセットの状態であることに気がつく。さらにゲーム内機能であるはずのインベントリには愛しの我が愛機たちが!!!だがステータスオールリセットされた今の俺ではごく一部のものしか使えない。だが、また愛機たちを使えるという喜びに俺は興奮を禁じ得なかった。

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