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やっぱり


『 ・・・おい、ずいぶんと、へんな用心のしかたをするな。・・・まさか、 』



「そうだよ。聖父せいふ。 これぐらい用心しないと、告白は《契約》できないからな。相手がわるいんだよ。悪鬼とかなら、まだはなしが通じるけど、・・・あんな古い『鬼』なんて、おれのいうことなんか聞く耳ももたねえだろうから・・・」




「 ほら、やっぱりな。だから《言った》だろ?」

 ウィルの舌打ちするような声に、電話の声が『 なんのはなしだ? 』と返す。



 ルイがウィルににらまれて、しかたなさそうに説明しだした。


「 ―― 悪かったよ、ジョー。 おれがウィルに、この《事件》のことはまだくわしく話さなくていいって止めたんだ。 とにかく先に、ウィルを待ってる車ドロボウからはなしをきいて、それからジョーに、相談するか考えようって」



『 事件? 車の窃盗の、―― 他か? 』



「ああ。こいつがやった車の窃盗には、いやな感じの《失踪事件》が関係あるんだけど、 -― そこにまた、古い童謡の『おいかけっこ』ってあるだろう? あれの、『背中鬼』を思い起こさせる状況がみつかってる」




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