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A班ファイル ― コウモリは湿地でお茶する ―  作者: ぽすしち
サリーナ乱入

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きいてねえよ・・・

申し訳ありません。ルイの『白いカラス』については、そちらのほうをひろい読みしてください・・・


「 あんたの言う『こっち』の意味が、ぼくが考えてるのといっしょだったら、 ぼくより、あそこにいる男を気にしたほうがいいと思うよ。 彼、 ―― 『カラス』に見張られてるんだ」


「 じょ・・、 冗談だろ? ―― なんで『カラス』が? あの男まほ、」


「待った。おまえらって、よけいな言葉は口にしないほうがいいんだろ? おまえがこれ以上なにかすると、すぐに《あっちのほう》に話がつたわると思うよ」


「・・・・・なんだよ・・・、きいてねえぞ。 勘弁してくれよ」


 柵にだきついてうなだれる男に、『カラスに見張られてる』と紹介されたルイが「ところであんた ――」と、ほがらかに声をかける。



 背後では防犯部の三人の警察官が声をひそめて《カラス》という隠語は聞いたことがない、と話し合っている。


 鉄格子に顔をつけるようにして男がルイをみた。


 長い髪が乱れて顔にかかり、つかれた表情をしている。

 シャツのボタンがとれかかって汚れているのは、乗っていた車で、サリーナのいう『自滅』をしたからか。


 免許証どころか、身分証を何も持っておらず、そのほか名前が確認できるようなものも何ももっていなかったときいた。



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