表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/251

ルイとザックの報告

「じゃあ、つぎはおれたちの結果発表だね」


 手をあげたルイが、うちはマークのはからいで三人編成だったんだけどさ、とジャンと警邏の一人をしめす。


「 彼女の家の中をひととおりみたけど、写真とか手紙で彼女の恋人を追うのは無理みたいだ。 彼女の友達にきいてみたけど、『ちょっと夢みがちな性格』だったらしくて、付き合うときは『今度こそ理想の恋人をみつけた!』ってとびつくんだけど、ちょっとでも理想とちがうとすぐに、そのあいてと撮った写真とか手紙とかの思い出の品を、ゴミとして出すらくて、手掛かりになりそうなものがなんにもないんだよ」と肩をすくめた。




 ルイの横にすわるニコルとザックがめくばせし、得意げな顔でザックが立ち上がる。


「 おれたちはポールといっしょにコート州の湿地にいったんだけど、なんと、アラン・ボーマーのブーツの片方をみつけたぜ。 だけどけっきょく、ブーツの持ち主がわかったってだけで、目新しいものも、死体もなし。 発見したのは、湿地の水がなんだかすげえ冷たいってことだけだよ」



 落っこちたからな、とニコルがつけたしたのに、みんなが笑い、ザックは、「それと、ポールはやっぱジャンの兄弟だなっておもった」と肩をすくめた。



「ザック」小声でたしなめるようなニコルの声がだされ、ニコルの後ろに座っていた警邏班のヒースが次に立ち上がる。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ