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兄貴は『殺人課』

 わかるか?というように首をかたむけるのに、ジャンはだまってうなずいた。



「 よし。それじゃあ、南の州境近くで、ジュディ・レビンに『本を貸した』《コナーさん》をいそいでさがしてくれ。 先週の火曜からもう一週間たっているが、いままでの間隔を考えれば、まだ間に合う可能性がある」



「つまり、こりゃ、ただの失踪事件じゃねえってことだな?」



 椅子から立ち上がったケンの質問にこたえないクラークは、ジャンにうなずいてみせた。


 

かきまわすように頭をかいた男はしかたなさそうに立ち上がり、ケンとみんなをみた。




  「・・・おれの兄貴のポールは、コート州の『殺人課』の刑事だよ」

 



 ジャンの肩をほめるようにたたいたクラークは、最後にマークをよんで言葉を交わしてから帰っていった。

 




 それをじっとみていたザックは振り返ったマークと目があった。

 

 一瞬、気まずそうな顔になり、こちらの表情に気づいたのか、いつもの穏やかな笑顔をうかべたマークが、部屋にいるみんなに命じた。




 「 すぐに班分けにかかる。一刻も早くコナーさんをみつけよう」



 部屋にいる全員が立ち上がった。








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