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№26 ― 防犯部の新人たち ―


 サリーナは、たしかに自分たちとおなじ《犯罪防止部薬物犯罪防止課》で、おなじくノアの部下ではあるけれど・・・、格も階級も上だし、違法薬物売買の現場にむかえば、自分たちの指揮官になる。


 新人の三人はじつはまだそれほどサリーナとしゃべったこともなかった。

 

 なのに、その女が数日前から完全に、三人の直接の上司になっていた。



「文句があったらモンローかノアに言いな」


 赤い髪をふった女は、課内に新人としてやってきていた三人にいいわたした。



「文句はありません」

「あたしは、楽しい」

「まあ、いきなり現場に突入しろって、いわれるよりは・・」



 サリーナが最後を口にした男の顔をのぞきこみ、「おまえは、突入時の先頭決定だ」とにっこり笑う。

 仲間二人もそうすべきだというようにうなずいた。




 《防犯部》で、たまたま内勤していた三人は、制服組から刑事組へあがったばかりの三人組だった。


 ノアのところへ来た新人は、まず書類の書き方から始まるつまらない内勤をおぼえ、そのあと突然、サリーナの下について現場をおぼえるのが決まりだ。





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