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A班ファイル ― コウモリは湿地でお茶する ―  作者: ぽすしち
つたって

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195/251

鬼は覚えてる


「 だから、さっきも言ったろ? 『波長』だよ。そのときの 波長 で合いそうな相手を、いままでメッセージを送ったことのある中からさがすんだ」

 

 ボーマーもそのときたまたま合ってただけだ、と《モス》が言う。



「それだけで狙われるってことか?」


 嫌そうなウィルに、ルイがおもいついたように、ボーマーははじめから『合う素質』があったんだろ、とこたえる。


「 映像でモスが言っただろ? 《湿地》のことを『伝え』られていたのは、保険会社に勤める友達、ボーマーのことだ。  つまり、彼の身内は《背中鬼せなかおに》に、実際追いかけられたことがあったってわけだ。 ―― そういうのって、『鬼』のほうはよく覚えてるみたいだからさ」


 立てた指をウィルにむけた。




「 そういや、《バーノルド》のとき、ウィルは知らないのに子鬼のほうは、ウィルのこと知ってたもんな」


 ザックが思い出したように指をならすのを、小鬼に嫌われている貴族様は手ではらう。




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