ネズミの言ったとおり
ニコルはまだ眉をよせ、ウィルとマークは顔をみあわせて眉をあげている。
「あ!ネズミが言ってたじゃん」
いきなりザックが大きなをだす。
「そうか・・・。『人間を伝って』だ」
ルイもなにかを理解した顔をザックにむけた。
「そうか。だから、―― ・・・『保険』だ」
マークも気づき、映像をきりかえて、あわててPCのキーをたたきはじめた。
「 安全を考えれば『保険』の申し込み、なんて大事なやりとりは、ふつうPCのほうでやるから、きっと、―― あった。 ほら、ボーマーが勤めてた保険会社だ」
モスのPCで、保険の申し込みから手続き完了までを、保険会社のメッセージページでやり取りしている。
「担当もほら、ボーマーじゃないか。それで、―― 」
手続き完了の事務的な文のつらなりがおわると、保険にはいったことで、この先の『結婚生活』もすこしは気楽になるはずだというような『友達から』のふざけた文章になり、これでもっと危ない場所に『冒険』に行っても心配ないな、と締められていた。




