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シスター・スフィル


 『聖堂教』の聖父に認められた女性が、教会で着用する白い服を着ており、三人の男たちにあいさつの祈りを小さくささげた。


 声は高くはっきりした発音で、幾筋もの深いシワがはしった顔に黒く小さな目と鼻の穴がつき、口元のシワも多いが、表情は若々しく、唇は横にくっきりとのびている。



「 あらー、もしかしてそこにいるのは、サウスのかわいいぼっちゃま? あと、若い若い勇敢な男の子ねえ」


 両手をあわせながらみまわすと、まずはジョーと抱擁しあい、頬と頬をあわせるあいさつをかわした。



「シスター・スフィル、あいかわらずお元気そうでなによりだ」


「それだけがとりえでここを任されてるの。 さてさて、わたしのパイはお気に召したようね。あとは持ってお帰りなさいな。 ぼっちゃまはカップに見覚えが?そうね、だっておたくのご先祖様にもらったから、おそろいがあるでしょうね」


 そこでウィルとザックにも、両腕をあげてみせ、おなじ『あいさつ』を催促した。




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