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どちらも惜しい



「やっぱ、ダメ、かな・・・?」


 眉がさがった顔が助けをもとめるようにあげられる。


「 いや。 え、と。  いや。ダメなんてことないさ。 ―― ただ・・・、」

 

 そう。

 ただ、同じ班員として《仕事》はできないだろう。


 どちらかが移動をすることにはなるだろうが、 ―― どちらも手放すのは、惜しい。




「 えーっと、ザック、 ・・・先に確認したいんだけど、もう、気持ちは伝えてあるんだよね?そんで、むこうもお前のこと好きってことで、」


「ち、ちがうって!言ってなんかないよ! だからこうして、あんたに相談してんじゃん」


 赤い顔をあげ、怒ったようにこちらをゆびさす。




「あ、ああ、そうか・・」


 ちらほら食堂にいるみんなが、こちらを見ているのに気づき、ウィルはまわりに手をふってみせた。




 たしかに、ケンがザックにそんな告白を受けたらすぐに行動するだろう。


 ああみえて、班での仕事の意味を重んじているところがあるので、まっさきに、自分がほかの班にゆくと、班長バート副班長ジャンに進言しにゆくはずだ。





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