表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A班ファイル ― コウモリは湿地でお茶する ―  作者: ぽすしち
ケンとルイは捜査をはじめる
145/251

ポールの本棚


「この棚におさまった本も、ほとんどが仕事に関係したのばっかりだろ。 毒のある植物の図鑑から人体、料理、地質、美容手術の本まであるな。 一貫性がなくて、数冊あるのは釣り関係ぐらいか。古くて装丁のしっかりした本もあるけど、これって中央劇場でよくやってる、いわゆる古典ってやつだろ」


 事件に関係するような本を買って読んでいった結果できあがった《本棚》のようだ。



 前の殺人事件で調べた本棚を思い出し、ルイはなんだか安心した。


「だいたい、ポールはこの失踪事件が宗教がらみだと考えてベインに相談したんだもんなあ。そこからクラークにいって、バーノルド事件を知ってるあいつが『背中鬼』のことをひっぱりだしたんだもんなぁ」




「だからって《背中鬼せなかおに》のことを、ポールが知らなかったどうかは判断できねえけどな。 『勘がいい』っていったって、どうやらポールは、『勉強』してそれをみがきあげるタイプみたいで、バートの『勘』とは別だ」



「なんだよ。おまえも《コウモリ》みたいに、ポールは《背中鬼》を知ってたうえに、その仲間だっていいたいのか?」


「 ―― さあな」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ