表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A班ファイル ― コウモリは湿地でお茶する ―  作者: ぽすしち
ジョー、ザック、ジャンも到着
127/251

血のつながらない


「ポールがおまえらの仲間なわけねえじゃん」


「おれだって《背中鬼》と同じ仲間なわけじゃないさ」

 指をさされた小柄なジョーも、むっとしたように言い返す。


「人間に《わるさ》するってことじゃ同じだろ?」


「おれはしないって、さっきから言ってるだろ?」


「ジョーのまねしてるやつが言うか?」


「これは『特性』なんだ。好きでやってるわけじゃない」


「とにかく、ポールのこと何も知らないくせに悪くいうな」


「おまえだってろくに知らないだろう?」


「おれは知ってるよ。いっしょに仕事もしたし、穴から助けてもらったし、たしかにジャンの兄貴ってかんじだし」


「ほら、知らない。 ―― いいか、あの男は、あそに立つ男の、《血のつながらない兄貴》だ」




        「コウモリ、違反だぞ」


 

 本物のジョーが重い声でさえぎる。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ