表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
116/251

《湿地》=《縄張り》


 半わらいでかえった反応に、ニコルが口をまげた。


「その『ありえない』をポールはひとりでこなしてるんだ。 あの湿地で《行方不明者》の指を犬がみつけた。 だから、彼は、ほかの不明者の手掛かりも見つかるはずだとおもって、ひとりで地道に捜索を続けてたんだ。  それでターナーの義眼もみつけた」




 これに、「ちがうって」と《ポール》がひらひらと手をふってみせた。



「 意味がちがうよ。 おれが『ありえない』って言ってんのは、―― 『 あの場所に人間が一人でいるなんて無理だ 』ってはなしをしてんだ。 さっき言ったじゃねえか。《背中鬼》に追いかけられた人間は、最後にあの《湿地》に逃げ込んで、あそこでヤツに捕まる。そうなるようにしむけられるんだ。 ―― なにしろあの《湿地》は、あいつの《縄張り》だからな」




 『縄張り』?と数人の人間から復唱され、単語が違うか?とルイをみる。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ