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誠実コンビ


 二人で話し合った結果、当事者がお年寄りだし、病院の帰りだって言ってたし、家族も苦笑しながら、いつも変なこといいだすんです、なんて言ってたし、あやふやだから、この『コウモリ』は事件とはしない、 ということになったのだが、なにしろジャンとニコルという《仕事に誠実なコンビ》だったので、その日の報告書にはニコルの几帳面な字で、『コウモリ』のことが記載され、それを後日読んだウィルが、ニコルとジャンに、自分もおなじようなはなしをきいた、と手をあげた。


 顔を見合わせた三人は、しかたなく班長チーフのところへ行ってことのしだいを説明し、念のため、このところ世話になっている『元聖父もとせいふ』に、『コウモリ』について相談するべきかの判断をあおいだ。




   ※※




「バートに? おれ、しらなかったけど」

 不満そうにザックがテーブルをコツコツたたく。


「うちのチーフは『ほっておけ』って言ったからね」


「ああ、なるほど」


 うなずくようにコーヒーをのむザックもこのごろではすっかり慣れてきた。



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