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第七話 序章<登場人物紹介>

新年あけましておめでとうございます。

一度はやりたい登場人物紹介

今年もよろしくお願いします。

 某所。


 謎のセット現場からお送りする。


「メアと」(チノの)


(「登場人物紹介コーナー」)


 ワーパチパチパチパチ!!


「ハイ! というわけで、最初は主人公こと俺です」


(さっそくステータスオープン)

「あぁ、俺がやりたかったのに!」




メア(ナシ)

生年月日 不明

年齢 零歳  性別 女

種族 不明  職業 不明


ステータス

HP ??? 

MP ??? 

TP ??? 


攻撃力 ??? 

防御力 ??? 

魔法力 ??? <封印中>

抵抗力 ??? 

器用さ ??? 

素早さ ??? 


スキル

【勘違い+】【フラグバキバキ】【変に前向き】

【九死に一生】【ヘタレ】【ポエマー】

【すっぽんぽん】【隠し玉で切り札】【人見知り】

【貧弱】【アタマノナカニデンパガ】【よく飛ぶ】

【二重人格】【魔法少女】【赤魔法ちゃん】

【嘘泣き】


secret

【キモイ++】【ろりこんEX】《魔法使い+》

《運命の子+》《転生者+》【心のち○こ】

《オラクル》《神話》


効果

すごくきもい 運+10%UP

ピンチ時全能力+20%UP ジャンプ力が1cmUP

逃走成功率+30%UP 回避率+1%UP

クリティカル率+5%UP

クリティカル時ダメージ10%UP

詠唱速度-15% MP消費-11%

魔法系に大きな補正が入る

初期ステータス最大化 成長に対して多大な補正

スキル習得に大きな補正が入る

ステータス成長速度+30%UP

運命(結果)操作無効




「なんだコレ!? まるでゲームみたいな文字が並んでる!」


(説明しろと、イスナーちゃんから電波が届いたわ)


「はあぁ、電波!? ……あ、きた。えっと、最初の一行目、俺の名前だな……? メアって誰だ」


(あなたでしょ? 自分で名乗っていたじゃない)


「……そうだった~。そうだった~。前世では●●●、今世ではメア、現時点ではナシだ」


(かなりややこしい)




「次は……、ほとんど不明だな。あれ、女?」


(テディベアみたいな格好してよく言うわ)


「裸よりマシだから、でも見る分には良いな」


(わたしって、カワイイから)


「自分で言うか?」




「HP――要は生命力だな」


(これが高いと死にづらい。例えば金属バットで頭を三発殴られて昇天してしまう人がいて、その人と比べてHPが二倍なら五発は耐えられる)


「えらく物騒な例えだ。もっといい説明はないのか」


(首をポーンと飛ばされて生命活動を一秒保てる人がいて、その人よりHPが百倍なら百秒は動き回れるわ)


「こえーーよ!!」


(あ~、泣かないで、ほらチーンして、チーン)


 チーン


「俺は三十のおっさんだ。そんな話くらいで泣かない。この赤ちゃんの体が悪い。……ぐす」


(身も心も赤ちゃんね。さっきの話なんて想像してもこわ、えっぐ、ひっぐ)


「チノも泣いてるじゃないか!! 」


 ポロポロ

「怖いのもグロいのも無しの方向で」


 しくしく

(そうしましょう)




「MP――魔力量か」


『魔法を使うと消費するよ~』


「唐突に出るなよイスナー。それにしても汚っないこどじ(子供文字)だな」


(幼げな文字でいいじゃない。ちゃんと読めるでしょ?)


「読めるけど、はぁ~もういいや次! 次!!」




(TP――体力とか気力みたいなものね)


「元気に動きまわるには必要だ。年を取ると体力も気力も落ちる。健康ってすごく大事」


(まるでおっさんみたいな発言。あとその気力とはちょっと意味が違うかな)


「おっさん、えへ、えへ、えへへ~」


『おっさんて言われて~、喜ぶっておかしくない~?』


『(でもとってもカワイイ~!!)』


「うるせぇ!」




(攻撃力――筋力、破壊力)


「筋肉 is パワー」


『ポージングしても~、ごっこ遊びにしか見えないよ~』


「ヒドイ! さて、非力な俺がこのセットを攻撃しても、エイエイ、ご覧の通りビクともしません。……イッタ~イ~!!」


(そこで奥さん! この何でも切れる包丁――攻撃力+1000――を装備すると、あ~ら不思議! ご覧の通り!!)


「チェストォォォ!!! またつまらぬモノを斬ってしまった」


『バラバラになっちゃいます~』

「あぎゃ~~~――


『(メアちゃんーー!!)』




「ヒドイ目にあった。防御力――今の俺だな」


(乙女の柔肌にキズがつかなくてよかったね!)


『防御力はキズのつきにくさだね~。銃弾を撃たれたり~、剣で斬られても無傷なのに~、ほっぺがぷにぷとか~、とんでもなく不思議な力だよ~』


「よく創作物である暗黙の了解の一つだな。きっと謎物質で構成された生物なんだ」


(あれ? わたし達は……)


『にっこりスマイル~』


(「…………」)




 トントントン




「そこの釘取って」


(ちょっとメアちゃん! せっかく塗ったペンキの上に乗らないで)


「ごめんごめん。なあ、イスナーも手伝ってくれよ」


『いいよ~』(ダメよ!!)


(文化祭は生徒達だけでやらないと)


「文化祭じゃないんだけど……」




 トントントン


(「『できたーー!!!』」)




『次は魔法力――魔法を操る力のことだね~』


「<封印中>?」


『魔法を使えないように封じているんだ~』


(どうして?)


『次にいこう~』


「まあいっか」




「抵抗力?」


『魔法に抗う力~、物理と魔法の線引きって難しいよね~』


(メアちゃんこの抵抗力をいっぱい上げよう!!)


「どうした? いきなり」


(これを上げれば、若く瑞々しい身体で長くいられるらしいわ)


『寿命はそこまで伸びないけどね~。どんなに伸びても三倍が限界だよ~』


「たしかに上げたい能力だな」




(次は器用さね)


「手先が器用とか、物覚えがいいとか、高いと生活が楽に送れる能力」


(でも苦手な事とかには、あまり関係が無いらしいわ。器用さが桁違いに高くてもポンコツはポンコツ。料理が致命的に不味いとかね)


「フラグ?」


『回収はとても先になりそう~』




「素早さ――動きの速さか」


(コレが高いからといって、すべてが速いわけではないの)


「手や足、目など総合的な値だ」


『足がはやくなると~、水の上を走れるよ~』


「マジか!?」




『次の項目はスキルだね~』


『スキルとは~、その人の特徴を表しているの~。特徴に良い悪いはないから~、あればあるだけいいんだよ~』


「そうか」


『スキルを習得すると~、ステータスが上がったり~、特殊な効果を得られるんだ~』


(どういう理屈?)


『コツをつかんだ~、みたいな~』


「他の人達もスキルにはこんな悪口が多いのか?」


『ヒ~~♪フ~~♪プ~~♪』


「口笛を文字にしてもムダだぞ!」


『secretで~、隠してほしかった~?』


「secretの項目は人に見られないのか?」


『そうだよ~』


(ふ~ん? この【】とか《》の違いは?)


『《》の方は神による加護で~、【】は自身の特徴の事だね~』




「これで俺の説明は終わりか?」


(わたし達の容姿がまだでしょ。この金髪碧眼のカワイイ赤ちゃんの説明が無いなんてロリコンとして失格よ)


「赤ちゃんをロリと言うのは、ペドじゃないからな俺は」


(……二次元的美少女は見た目の振れ幅が大きいのよ。ロリと赤ちゃんの差なんて絵柄の差程度。よく理解しているでしょう)


「理解できるが……」


『ねぇ~? 《運命の子》は~、《転生者》は~、この世界を救う使命の話は~?』


「その文字だけで充分わかるはず。他に俺達の話す事は……」


(わたし達、転生してまだ初日だから何もエピソードは無いでしょ!)


「もういいか。次はチノの説明に移ろう」


(じゃあセットをもっとオシャレにしなきゃ)


『ペンキの補充するね~、おえ~~!!』


「出し方ァーー!!」




…………




……




(我ながら会心の出来ね。看板にイスナーちゃんの名前も足したし)


「俺達以外に誰も見ないから、こだわらなくてもよかったんじゃ」


『遊んだらちゃんとベッドの下に片付けてね~』


(「は~い」)




(わたし、チノの説明にはいります)


「俺の乳飲み人格で、母さんの授乳攻撃により発生した。だろ?」


(そう、カワイイ可愛いメアちゃんから生まれた、かわいい女の子。それがわたし)


 きゃるん♪

(チノだよ♪)


「あざとい、だがそれがいい。……胸のリボン傾いているぞ」


(ありがとう! メアちゃんのリボン()()()()()()()


「ありがとう! ……ん?」


『二人を見分けるのは~、ピンクの服がチノちゃんで~、水色の服がメアちゃんだよ~』


(わたしは女性人格になるのかな? 記憶の方は前世の●●●を引き継いでいるわ)


「俺は三十のおっさんだから、男性人格だな」


(『……?』)


「おいイスナー! なぜ疑問符を大量にバラまいている!!」


(『ヒソヒソ』)


「……? チノそのあざとい態度はなんだ!?」


(メアちゃんのマネ)


「はぁ? 俺がそんな事する訳ないだろ」


(天然って怖い。ね~♪)『ね~♪』


「妙に仲良くしやがって、イスナーの説明にいくぞ」


(『は~い~♪』)




『我こそは偉大なる第三位神、イスナー=アシャラである』


(「誰?」)


『はぁ~、つかれた~』


「カリスマブレイク早すぎ!! さっきのムダに凝った演出はなんだよ!!!」

(イスナーちゃん“神”の文字が溶けてる。溶けてるよ!)


『第二位神からこの世界を守るために、メアちゃん達を含めた十二人を転生させたのが~、このわたしよ~、えっへん~!!』


「紙束がふんぞり返っても、な~?」


(さすが神様~、なんと神々しい事か~、ありがたや~、ありがたや~。ほら、メアちゃんも! イスナーちゃんが転生させてくれなかったら、今頃生きてないでしょ)


「えー!? ありがたや~、ありがたや~」


『良きに計らえ~』


「イスナー=アシャラ――アラビア語の十二と発音が似ていたような」


(次は――)




(わたし達のお母さん、ティアね)


「へー、そんな名前なんだ」


『≪鑑定・劣≫』




ティア

生年月日 不明

年齢 不明  性別 女

種族 不明  職業 不明


ステータス

<閲覧できません>

 

スキル

【食いしん坊++】【歌が好きSP】【母親】

【泣き虫++】【THE・子供EX】【幼女の鏡EX】

【精神的幼児EX】【永遠の幼子EX】【合法ロリEX】

――etc.




「…………」


(…………)


『これがメアちゃん達のお母さんだよ~』


「ロリ以外に感想がでない」


(やっぱり本当のお母さんなんだ……)


「ティア――英語で涙とか(しずく)って意味だったか?」


(この世界でも一緒の意味なの? こっちの言語もまだわからないのに)


『だいたい一緒の意味だよ~』


(「へ~!」)


(それで、見た目は八から九歳で、わたし達と一緒の金髪碧眼)


「小学二、三年位つまり身長115~145cm、体重20~40kg位か」


(幅がありすぎでしょう!!! 正確な数字は?)


「過去に何かあったような、まあ自分がこれって数字でいいじゃないか」


『てきとうね~、他には~?』


「母さん達とはまだ三十分位しか会ってないから、ただ見た目は超ドストライクです」


(正当派洋ロリだもんね~)




(最後はエイドさん)


『≪鑑定・劣≫』




エイド

生年月日 不明

年齢 不明  性別 女

種族 不明  職業 不明


ステータス

<閲覧できません>

 

スキル

【ポンコツ++】【地獄耳SP】【メイドEX】

【冥土EX】【掃除EX】【暴走】

【教育++】【元貴族令嬢++】【恐怖SP】

――etc.




「エイド――助力とか補佐、救援に援助だっけかなり意味が多い英語だったような」


『メイドさん~』


「メイド服といえば、やっぱりヴィクトリアンメイド――クラシックタイプ――かな」


(ミニスカよ! 猫耳ミニスカ!! あ~、クラシカル――漫画、アニメでお馴染みなロングタイプ――もいいわね)


『その話題はいけない~、戦争が起きる~』


「茶髪で翡翠のような眼だ。翡翠=エメラルドグリーンみたいな、イメージを持っている人が多いと思うけど、けっこう違うの知ってる?」


(昔の中国でよく出てくる緑の石で、たしかに翡翠の方がエイドさんに合っているかんじだね)


『色々な色が混ざっているから~、キレイだよね~』


(それで、エイドさんはちょっと小柄、見た目は高校とか大学生に見える)


「俺が最初に母さんと間違うのもやむなしだ」


(なんだか育ての親みたいな雰囲気がありそう)


「母さんよりしっかりしてそうだしな」


(こんなものかしら? 海人のトセトラさんにメアちゃんの妹の▲▲▲ちゃんは――)




…………




……




「ふふ、夢でもみているのでしょうか?」


「ほらみてエイド! メアちゃんがティアのゆびをにぎってる!!」


 ティアが嬉しそうに足をバタバタさせながら呼びかけた。


「ゆっくりと寝むらせてあげてください。ティア様が気絶させてお疲れのようですから」


「え~~!!! メアちゃんもはやくおきておかあさんとあそびたいよね~、つんつん」


 突かれて表情を変える赤ちゃんを見て、エイドは表情が緩みそうになるのを抑え、主を注意しようとする。


「おやめください! お目覚めになられてしまいます」


 ティアが顔を膨らませて拒否の態度をみせる。が、目が完全に落ち込んであくびを一つ。目を擦って、ベビーベッドから離れる。 


「お昼寝の時間ですかティア様?」


「メアちゃんとねちゃダメぇ~?」


「もう少しご成長されましたら。それまではいけません」


「いいユメみてね」

 チュ!


 ティアはメアにお休みの挨拶をすませ、自分のベッドに潜り、誘うように隣の空いた空間を叩く。


 仕方がありませんね、という態度でエイドが入ると、いつものように昔話のお願いをされ、慈しむように語り始める。


「むかし、むかし――」




「ふぁ~、おやすみ~ぃ~」




 エイドの心地の良い声とともに緩やかな時が流れ、この先の未来がそうであるかのように、穏やかに一日が過ぎていった。

創作日記:書ける事が思ったよりない

せめて第1章ぐらい書かないと設定が書けない

後半人物やばい数なるけどどうしようあとスキル関係

運命の子12人+親だけで36人普通に完結までいったら100人は超える?


未来日記:登場人物紹介みんな気合いれて書いてる?

アクセス解析を使っている人ならわかると思いますが第一話>>最新話>>登場人物紹介の順で最初に読まれる確率が高い話です。だから大改稿しました。結果はどうなるのか次の改稿時に。


キャラ数は本当にヤバイ人数になる。完結までいったら二百超えそう。頭悪いからシカタナイネ。後半の登場人物紹介は……未来の俺ガンバ♪

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