第88話 敵のアジトへ到着
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俺たちがサラを見つけ、背後からこっそり見守りながら歩いてからしばらくの時間がしてサラたちは、ある家の中へ入っていく。
たぶんそこが敵のアジトなのだろう。
俺はサラと男の人が入っていく家に走って近づこうとした。
「シア様、待ってください」
「何?早く助けに行かないとだろ」
「家の中の様子も何も分からないのに行くのは無謀です」
「でもっ!俺だったら勝てる」
「前世だったら楽勝かもしれません。ですが今はシア様はシア様です。その身体で家へ突入してサラさんを無事に助け出すことができますか?」
「っ……」
「シア様、さっき言っていたじゃないですか。忘れてるかもしれないですが、今回はシア様一人じゃないんですよ?下手して動いたらサラさんの身が危なくなってしまうんですよ?」
「……ごめん、そうだったな」
俺はサラが中に入って行かれるのに衝動に駆られてしまって、どこか可笑しくなっていた。
もう一度冷静にことを考えよう。
シルヴィアもその様子が分かったのか、少し嬉しそうに微笑んでいる。
「シルヴィア。この後の作戦はどうする?」
「そうですね…シア様」
「んっ?何だ?」
「少し考えがあります」
「何だそれは?」
「私がシア様の中に入り、シア様をサポートします」
「サポート?」
「はい」
「どんなサポートだ?」
「私が前にシア様の中にいた状況にすれば、敵の位置やサラさんの位置を把握することができます。また、戦闘があった場合もサポートすることが出来ます」
「それはいい考えだけど…大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」
「じゃあ行こう」
「いえ、シア様待ってください」
「まだ何かあるのか?」
「いえ、気にならないならいいのですが。その容姿のままでいくおつもりでしょうか?」
「あっ…」
「少し動きづらいのはハンデとしていいと思いますが、顔は特徴的というか、美人すぎて一目見られたら覚えられてしまいますよ?」
「そうなんだ…」
「そこで!シア様が私の中に入れば、その問題は解決いたしますよ?」
「俺がシルヴィアの中に?」
「はい」
「っ、分かった。じゃあ、入り方教えて?」
「はい。では失礼します。ハァハァ」
シルヴィアが息を荒くして俺の顔に自分の顔を近づけてくる。
「シルヴィアきもちわるいっ」
「しょうがないですよシア様。キスするしか方法はありません!うへへっ」
そして俺は、シルヴィアに無理矢理キスされた。
しかもあいつ、舌を入れてきたぞ。
そして俺は、シルヴィアの身体へと意識が入っていった。
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