表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/153

第83話 シルヴィアの契約した理由

おまたせしました…


「あれっ、今私登場するので大丈夫ですよね?私結構タイミング良かったと思うのですが…」


「シルヴィア、空気読んで」


「ガーン!私がそのことについて話そうと思いましたのに!」


そして俺の髪の毛を指差す。


うん、それはありがたいんだけど…


「…あのシア?この人は誰なの?」


あ、そういえばヨメナたちは知らなかったな。


「この精霊は…」「私は精霊神シルヴィアです!」


あちゃー、言っちゃったよ。

説明するのがだるくなる…


「精霊神!?」


「何でこんなところに!?」


あっ、やっぱびっくりしますよね。


「それは私がシア様と契約したからです」



「えっ、シアって精霊と契約してたの…」


「知りませんでした…」


「精霊の神様と…」


そして三人は一斉に俺を見る。


「えっ、えーと…」


「大丈夫ですよシア様。私から話します」


「ゴッホン。ではシア様と私が契約した理由を話したいと思います。それは…」


ゴクリッ。

みんなが息を飲み込む。


「それは、シア様の可愛さに惚れたのと、シア様はかわいいので、シア様の安全を守るためです」


「それだけの理由でですか!?」


「すごいわ。シア…」


「シア様のお母様」


「何かしら?」


「私もシア様をお守りします。学校では任せといてください!」


するとヨメナも、シルヴィアの意図が分かったらしく…


「ええ、任せたわ。しっかりとシアに変な虫がつかないように頼んだわよ!」


「はい、頼まれました!」




そして俺たちの朝ごはんは、シルヴィアを入れて変な感じで始まった。


その後もヨメナとシルヴィアは、すごい仲よさげに喋って盛り上がっていた。


しかもその話が俺のことばっかで、聞こえた時には男ながらとても恥ずかしかった。


そしてついには、話の本題である髪の毛のことについてシルヴィアが語ることはなかった。


後から聞くと、俺のことで盛り上がって忘れていたらしい。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ