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第77話 風邪の理由

やばい!

改稿作業全然してない…


俺は目を覚ます。


「あれ?…また寝ちゃったか…てかヨメナ?」


俺のベッドには、ヨメナが俺の手を握りしめながら眠っていた。


俺がカーテンの隙間から窓の外を確認すると、辺りはすでに太陽が沈みかけていた。


俺の体調は未だに良くはなっていない。

だからとても起き上がるのも辛い。

が、大好きなひとの体温を感じているとどこか気分が楽になるような気がした。


「ヨメナありがと、看病してくれて」


俺は、高熱でままならない体を動かしてヨメナの頭を撫でる。


頭を撫でた時ヨメナの顔はどこか嬉しそうにしているような気がした。




そしてしばらくしてヨメナは目を覚ました。


「ふえっ?シア?」


「あ、ママ。おはよ」


「えっ、うん。……あっ、シア熱は?」


俺は首を横に振る。


「そっか…シア、今なんか食べたいものはない?」


「うんん。食欲ないから大丈夫」


「でも、少しは食べないとお腹空いちゃうわよ?」


「うん。じゃあ少しだけ…」


「うん、ちょっと待っててね。作ってくるから」


「うん」


そしてヨメナは俺の部屋から出ていった。


そして俺はと言うと。


「暇だな…」


そう、俺は暇になった。


「寝とくか…」


俺は再び寝ることにした。




ーーーーーーーー




「シア様、シア様!」


「うん?シルヴィア?」


俺はまた昨日シルヴィアと会った空間にいた。


「またここか…」


「そうです。またここです」


「今回も何か用があるのか?」


「はい、今回も大事な話です」


「分かった。聞こう」


「今シア様の身体は酷い風邪をひいてますね」


「うん」


「その風邪は覚醒が原因でなっているものです」


「そうなのか?」


「はい。この覚醒の影響は、あと二日ほどだと思われます。そうすれば風邪が治るはずです」


「そうだったのか。なら仕方がない。ヨメナたちには迷惑をかけるが、我慢してもらうしかないか」


「この覚醒が終わると、私は常にシア様の前に姿を見せることが出来るようになります。そしたらヨメナ様に私が説明しますのでご心配しないでください」


「そうか、助かる」


「はい。おっと、時間が来たようです。シア様。近いうちにまたお会いしましょう」


「ああ、じゃあな。シルヴィア」


そして俺の意識は現実へと引き戻されていった。


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