第76話 シトレア風邪をひく
題名変更。
自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神に成り上がる
に変更しました。
短くしました!
ほとんど変わらないって?
少しは短くなったもん…
そして俺は、いつもと同じくらいの時間に目を覚ます。
俺は起き上がろうと思ったが、力が入らずまともに起き上がる事さえも出来ない。
「ゴホッゴホッ。風邪ひいた…」
風邪をひいたのは全くもって問題ない。
だが今回は、いつも以上に熱も出ているし、身体の操作もほぼきかない。
自分の身体なのに 自分の身体じゃない。
そのような感覚だ。
なんで俺は風邪をひいたんだ?
過度な運動もしていないのに……
「ゴホッゴホッ」
その時。
オシエが俺の部屋に入ってきた。
「失礼いたしますーー?シア様もう朝ですよ。起きているならお着替えしちゃいましょう。あれ、シア様?」
「ゴホッゴホッ。オシエ…風邪…ひいた」
「シア様、大丈夫ですか!?」
俺が風邪をひいたのを知って、オシエは心配そうに俺の方へ近づいて来る。
そしてオシエは、俺のおでこを触ってどのくらい熱が出ているか確認する。
「すごい熱ですね…どうしましょう…あっ、ちょっと待っていてください!」
オシエは何かを思いついたのか、急いで何処かへ走っていった。
オシエはしばらくして戻ってきた。
ヨメナを連れて。
「シア様大丈夫ですか!ヨメナ様を連れてきましたよ!」
「シア、風邪ひいたのは本当?大丈夫なの?」
「…うん」
「ちょっとシア待ってね」
ヨメナは風邪をひいた俺に魔法、ヒールをかけてくれる。
だが、俺の状況が変わることはなかった。
「魔法でも治らない?じゃあどうすれば…」
「ヨメナ様。今はとにかくできることをしましょう。いつかは治るはずです」
「そ、そうよね。今できることをしなくちゃ」
そう言っているヨメナだが、動揺を隠せないでいる。
「まずは冷えたタオルで頭を冷やしましょう」
「そうね…お願いするわ」
「はい、待っていてください!」
そしてオシエは濡れたタオルを準備しにいった。
「シア、死なないでねっ」
ヨメナは俺の手を握りしめながらそう言った。
第五話まで改稿終わりました




